一つ前の記事レスで触れた、「緑なのに黒板とはこれいかに」で、もう一つ思い出した話を…
こんばんは、CAZです。

黒板自体、今は学校以外で見かけなくなりました。
みんなホワイトボード。ニコニコ

ただ、今は深緑の黒板。昔は黒でした。黒に白いチョークではハッキリ見えますが、コントラストが強すぎ、目が疲れます。

そこで、長時間眺めていて、目に優しい緑が採用されたそうです。

それに、真っ黒の板より深緑の方が色の波長としても圧迫感が和らぎます。
なので、今の黒板は緑色だけど昔の呼び方の名残となります。

さて、ついでに思い出した話と言うのは、昔黒板色(笑)だった、卓球台の色変化です。

私がまだ子供の頃、卓球台といえば深緑に白いピンポン玉。

今は正式種目として使用される台の面は、青です。

ボールも青の補色(反対の性質をもつ色)のオレンジです。

青のフィールドは集中力や鎮静作用があります。

橙色は膨張色、進出色としての目立ちやすさや捕らえやすさがあります。

色の見え方は、単色でなく、その配色(背景含む)に左右される事が殆どですから、反対の性質で配色されると、互いに強調されて見える事になります。

これに、鮮やかさ(彩度)や明るさ(明度)の差が加わって、また微妙な変化は生まれますが。

一般には
明るさの差がある事が見えやすさの条件の筆頭。
鮮やかさの差が目立ちやすさの条件の筆頭にきます。

オレンジや黄色は明るく派手な色で、濃い青や緑は暗めで落ち着いた色になります。

なので、色の性質に加え明るさでも対比が生まれ、小さなボールが見失われることなく、プレイしやすくなったわけです。

スポーツのフィールドでも色で生理効果を研究されています。
これからは更に、色彩の生理作用心理作用を快適な生活に取り入れる世の中になっていきます。
私達はそのために日々精進していきます。
CAZ