この夏には彼と御付き合いして3年
先日ひょんなことから
「恋愛観」「結婚観」がトピックになり
お互いの価値観を開示する中で
私と彼とでそれらに
凄く大きな乖離があることが分かり
興味深かったので書き留めておきたいと思います
私にとっては
恋愛は生活の一場面の共有
結婚は生活そのもので
恋愛と結婚は全くの別物です
どちらも同じように
他人同士の関係だと捉えている上で
恋愛は相手の人生に責任のない立場だからこそ
刺激に思い切れるものだと思っています
20代も半ばになって
恋愛と結婚が切り離されている訳では無いけれど
やっぱりそれは別立てのトピックで
同じものとして捉える感覚は
あまり持ち合わせていないです
でも彼にとって
私のこの感覚は凄くドライで
他人行儀なもののようで
まず「恋人は他人」という解釈に
彼はすごく傷ついたと言われました
(これに関してはきちんと謝罪を伝えました)
恋愛と結婚が別物、恋愛には責任がない
と捉える感覚も彼にはないものだったようで
子供の恋愛みたいな感じがすると言われました
これには私が「そうか、逆にか」と目から鱗
恐らく彼にとっては
今の関係で先を見据えてくれているからこそ
恋愛の延長線上にある結婚で
心理的に近しい距離感が愛なのだと思います
また、私が使う「他人」と
彼が私の言葉から捉えた「他人」は
恐らく異なっていて
彼には「見知らぬ赤の他人」と
同じように聞こえたことから
余計大きく乖離したのだと思います
そう捉えると
私の距離の図り方は
確かにすごく遠く、冷たいものだったでしょう
歳を重ねるにつれて
「結婚」に対する漠然とした夢みたいなものは
だんだん薄れてきていて
夫婦もまた人間関係で
別の人間同士が生活を考える場所なので
身内であることに甘んじたら
親子と違い簡単に破綻するものだ
とすら思うようになりました
年々結婚に対して冷めた見方というか
期待みたいなものが目減りしているな
というのは確かに感じています
悪いものだとは思っていないけれど
結婚の事実に
ただで幸せが付随してくる訳ではない
幸せの為には両者の
継続的なたゆまぬ努力が必要だ
そしてそれはすごくすごく難しい作業だ
とも思っています
とても仲睦まじいとは言えなかった
両親の夫婦関係が一番身近なものだったので
余計に期待値が低いのかもしれません
口約束の恋愛だから
相手を尊重する気持ちを欠いては
簡単に消えてなくなってしまう
という価値観もまた
親しさに甘んじずに彼に敬意を払うための
私にとっての呪文のようなものです
でもこうして文字に起こしてみると
思った以上にネガティブな響きかもな…
どちらが正しくて、どちらが間違っているとか
そういうことではなく
ただ捉え方が違うだけなので
無理に同じものを共有しなくても
それはそれでいいと私は思っています
「貴方にとってはそうなのね」と
置いておければいいかなと
これらの乖離がいずれ何かの枷になるなら
その時に考えればいいかなと思えるくらいには
余裕が持てるようになりました
私だけかしら(笑)
私も彼も結婚は経験がないので
どちらもイメージでの話ですが
実際に結婚生活を経験されている人生の先輩方の
恋愛と結婚のお話も
聞く機会があるといいなあと思います