今、私は福祉のお仕事をしている。
自分が障害者になってから
いろんな場所で
いろんな人に支援してもらいながら
ここまで歩いてきた。
人を支援するのもまた人だから
この人と合わないなと思う経験も
苦い思いをした経験も
人生でこの人に
このタイミングで出会えて良かったと
思える経験も
たくさんしてきた。
私が支援される側だったら
こんなことをして欲しい
こういうことはして欲しくない
こういう人なら安心できる
こんな支援者になりたい
支援する側になった今
こういう経験や思いが
私の血肉になっているのは確かだけど
目の前にいる利用者は私じゃない。
あの時の私が求めていた支援は
目の前の人が求めているものでは
無いかもしれない。
支援者が提供するのは
利用者が自分らしく生きるための力を
取り戻すための支援だ。
私の思う理想と
目の前の人が求めるものは
分けて考えなくちゃいけない。
これがすごく難しい。
私の美学が
誰かの人生で大切にしたいものとは
違うことは多々ある。
その時支援者としてやるべきは
その人がなりたい姿に近づくために
併走することだ。
例えそれが私の美学と違っても
社会通念上外れたことや
利用者自身の不利益になることでなければ
それは本人の人生にとって
現状正解だからだ。
でも、自分に嘘はつけない。
必要なのは
私と目の前の人との間にある
境界線を引き間違えないことだ。
まだまだ思うようにいかない。
失敗ばかりだ。
私とあの人は違う。
違って当たり前だ。
こんな当たり前のことも
何度だって自分に言い聞かせなくちゃ
うっかり忘れてしまう。
私は私。
あなたはあなた。
