最近の私の日常の贅沢は
読みたい本をまとめて買って
部屋の隅に積み上げておくことです

定期的に本屋さんへ足を運んで
気になるなと思ったものは
手に取ってみることにしています

以前は「時間がある時や読める時に買わないと」
「まだ読んでない本があるし…」と
手に取らずにいることが多かったですが

コロナ禍を経て読書のモチベーションが
高まったこともあり
深く考えずにまずは手に取ってみて
楽しみを可視化するのも
悪くないなと思うようになりました


時間に余裕ができた時や
もしくは心に余裕が足りないなと思った時
スマホやネットから少し離れて
アナログの媒体で情報に触れる時間の
大切さをひしひしと感じているこの頃です

うんと背伸びはできないけれど
少しだけ教養を豊かにしたい欲を
満たしてくれる感覚や、
別世界へ飛び込ませてくれる感覚も
本のいい所だと思っています


ちなみに今積み上がっている本の中には
森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』や
大好きな絵本作家ヨシタケシンスケさんの『欲が出ました』
世界一受けたい授業で取り上げられていた『おとめ六法』
等があります

体調が良くないときでも
気軽に手に取れてサラッと読めるような
魅力的な本が今の気分です


最近読了した中でお気に入りは
岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』です

ウィットとユーモアに富んでいて
それでいて誰に対しても優しい言葉選びが素敵で
読み終わったあとあたたかい気持ちになりました

本のページ表記に使用されている数字が
ダウン症で知的障害があり
文字の読み書きが難しい弟さんが書いたもので
クレジットにも弟の名前が載ったんです…!
という裏話のnote記事も併せて大好きです


お金を出す価値のあるものにお金を出す
というのが私の金銭感覚のモットーで

今までは買い物に余白をあまり持たせずに
金銭管理をしてきたというか…
「必要なものを必要なだけ、必要な時に」
という意識が強くて

今日の私がご機嫌に過ごすための贅沢って
あまりしてこなかったんです


でも、最近余白を楽しむように
本を手に取り始めてみたら
それはそれで意味のある買い物だな
と思うようになりました

もちろん学生でバイトしている身なので
お財布との相談もある程度は大切ですが
余白なお金の使い方も
人生を潤すひとつの手段だという
知見を得られたことは
大きな収穫だったなと思います