彼と付き合い始めた頃

嫌なことはちゃんと言ってね
俺、言われないとわかんないから

と言われたことがあって

その時は
そうは言っても言われることで
気をつかってしまったり
プレッシャーに感じることもあるのでは、と思い
しばらくはオブラートに包んだ感じで
伝えていたのですが


付き合っていくうちにある時

あ、この人本当に言葉通り
言われないとわからないんだ

と気が付いたんです


その時に初めて
人によって他人に対する
感情の想像力の幅が違うことを
身に染みて感じました

自分だったらどう思うだろう?と
ちょっと考えれば分かるだろうに
と思うのは私自身の感覚であって
それが世間の物差しではないことに
20数年生きてきて初めて気が付いたんです


「彼が分かってくれない」じゃなくて
「私が彼に分かるように伝えてない」
だったのだと気がついてから
彼とのコミュニケーションが
うんと楽になりました

今でもその感覚の相違で
モヤモヤする場面はありますが
そういう時は一言だけ投げるようにしています

「それ嫌だ」「私それ嫌い」
「その冗談面白くない」
「こっちがいい」

きっと私だったら
攻撃的な感じがして縮こまってしまいますが
彼にはそのくらいストレートな方が
感覚もストレートに伝わるようです


初めは言う私の方が
罪悪感でどうにかなりそうでしたが
それでやり取りが円満になることが分かって

言葉の伝わり方も受け取り方も人それぞれなんだな
と学びました


私は言葉ひとつひとつがすごく気になるタイプで
言葉の選び方ひとつで
感情の起伏がジェットコースターになりますが
世の中そういう人ばかりでもないみたいです

自分が敏感で気にしぃなのは分かっていましたが
改めて思い知った気がします(笑)


人それぞれ適した伝え方って
あるのかもしれませんね