以前にも言いましたが

障害を抱える身になって
良かったかもなと思える数少ないことの一つに

世の中の人は案外優しいことにも
気がつけたことがあります


具合が悪くなって動けなくなっていた時
声をかけてくれた方、
上着をかけてくださった方、
背中を撫でてくださった方、
救急車を呼んでくれた方、

電車やバスで苦しくなってしまった時
カバンに掛けてあったヘルプマークを見て
席を譲ってくれた方、
泣いているのが周りから見えないように
そっと後ろに立ってくれた方、

皆さんたまたまその場に居合わせただけの
見ず知らずの私に優しくしてくださった方達です


直接お礼を伝えられた方もいれば
伝えそびれてしまった方もいらっしゃいますが…

その時々優しくしてくださった方がいるから
今の私がいるのは間違いないです

そうして優しくして頂いたから
私も人に優しくあろうと思う気持ちが
いっそう強くなりました


本当に苦しい時
素通りせず、声をかけてくれる誰かがいるだけで
命さえ救われた気持ちになります

大げさではなく本当に

街や駅で見かける
『声をかけよう』『手を差し伸べよう』
という呼びかけのポスターを見て
そんなことで、と思っている方も
嘘だと思って
余裕のある時は困っている人に
一言声をかけてあげてください

私はその一言、ひと声、優しさに
触れる経験に恵まれたことで
今こうして何とか生きています