私の母は基本的にポジティブで
自分で自分を幸せにできる人です

私から見ると
母自身の中には
幸せや楽しみを感じられることが沢山あって
うまい言い方が見つからないけれど…
依存先が沢山ある人だと思います

仕事に関しても
きちんと手に職があって
3人で暮らしていた時も
贅沢できる程のお金はないけど
生活に困ることはないから大丈夫
とよく言ってくれていて
実際生活に不便を感じたことはなかったです

それに、
それぞれ合う合わないはあるにせよ
どこへ行っても誰かから愛されて
母のまわりにはいつも人がいます

誰かに執着したり、固執したりしなくても
自分の力で生きていける
バイタリティのある人です


一方父は
ちょっとネガティブなところがあって
本当は寂しがりで愛されたがりだけど
人と関わるのが下手くそなところがあります

感情のコントロールが不安定で
人にもものにも少し依存的なところがあったり

根っこは真面目で努力家なので
仕事では一目置かれていたようですが

愛されたいけれど
何となくどこか上手くいかない
という気持ちと状況のギャップで

私にはいつもどこか危うく見えました


一人でも幸せになれる母と
必要とされたい父は
娘の私から見ると
少しアンバランスな関係では
あったように思えます


我が家の子育ては
殆どが母ひとりで成り立ってきたので
尚更私の感覚は基本的に母に近いのですが
たまに自分の中に父の感覚を感じることがあって

そういう時に
あぁ私は間違いなく二人の子供なんだな
と思います

親子だから当たり前と言えば
当たり前なんですけど(笑)

それでもなんか…色々思いますよね


普段父と話していると
この人とは価値観が合わないな
と感じる部分が多いですが

それでも感覚的に理解できるのは
言動の端に見え隠れする劣等感や
愛されたいけどうまくいかない欲求不満感

私も
いつもそれらを抱えながらここまで来ました


こうして書いていることも
全部私がかんじていることなので
『それは違う』と言われるかもしれませんが…

少なくとも私の主観では
そういうところが自分と重なって
胃がキリッとする時もあるんです


だからなんだかんだあっても父のことを
どこか愛おしく感じていられるのだろうな
とも思っています