昔は人はみんな優しくて
善悪の区別が付かないのは
ほんのひと握りの人だけだと思っていた
この歳になってみると
思っていたより自分の身近にも
色々な人がいることに気がした
大人はみんな
子どもを助けてくれる人だと思ってた
困った時は近くの大人に助けを求めなさい
と小さい頃から散々教えられた
でも子どもにみんながみんな
手を差し伸べてくれる訳ではないことに
気がついて、とてもがっかりした
全て自己責任になる大人の社会では
自律心を持ち合わせていない人は
幾らでも好きなことをやるんだと知ってしまった
バカは嫌いじゃないけど
頭悪い人は嫌い
同じ土俵で話すらもできない人も
どうやら世の中には存在するらしい
自分の倫理基準が正しいかどうかは
私だけでは分からないけれど
誰かが一方的に
理不尽に傷つく結果が生まれることは
私は、総じて倫理に反すると思っている
多少ずるくなくちゃ
生きていけないことも分かってる
でも、譲れないところを譲ってまで
大人になんかなりたくないよ