先日気になった詩集を買ってきました


最果タヒさんの
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

タイトルのこの言葉のチョイスに一目惚れして
パラパラと中を覗いてみると
これまた魅力的な言葉選びで書かれた
人の鬱々とした感情を描いた詩が目に入って
そのままレジへ持って行きました


綺麗でいられないと感じる時
一つ読んで、そんな感情に浸ります

鬱々としている時こそ明るい言葉を
と今まで思ってきて
今もその考えが違うとは思いませんが
この頃はその感情に思い切り浸かる、というのが
選択肢のひとつに増えました

めちゃめちゃ青臭い話ですが
傷心している瞬間の自分を
可愛いがりたいと思ってしまう自分が
ちょっとだけ顔を出してきました

自分の傷を舐めてくれる言葉を眺めると
傷が痛いと思い切り言える気がします

こうしてやり切れない思いを抱えながら
生きている人間が自分だけではないのだという
安心感が欲しくなるのかもしれません


いつかこの詩集が
胸がこそばゆくなる青い頃の自分の思い出に
変わることを願います