以前おばさんが
娘が不登校の子とも普通に遊ぶんだよね
と不思議そうに話してくれたことがありました

従妹に聞いてみると
学校は学校で、休みの日は休みの日だから
学校では会わなくても
学校じゃない日は普通に遊ぶよ
と言うそうです

おばさんからしてみると
その感覚はなかったものだったようで
そういうものなのか…と

私たちの頃は不登校の子って
もっと隠れてるイメージだったけど
今の子はそうじゃないのかな?
と聞かれました


私の従妹たちが通う小・中学校は
小中一貫校ばりにほぼ全員持ち上がりで
なんなら校区の保育園へ通っていた子も
割と多いので
長い子は生まれてから15歳になるまで
同じ場所で過ごします

それだけ長い期間
ほぼ毎日同じ場所へ通うので
10年間、15年間の間に
みんな色々あるじゃないですか

だけど
どの子もオムツの時から
知っているようなものだから
学校へ来ていようがいまいが
別にその子はその子でしょ
という考えみたいです


そうでなくてもきっと
時代の流れと共に
考えも変わってきているでしょうしね

今は教室へは通えなくても
来れる時に来る、というスタイルで
支援級や放課後登校など
不登校支援も充実してきていますし

生徒の側も
教室で一緒に過ごしてはいなくても
別の教室へ行けば会えるから、と
休み時間に会いに行ったりします

私も小中学生の時に
よく支援学級へ遊びに行っていました

それに従妹の言う通りで
学校はひとつの居場所なだけで
そこへ通っていなくても
別にその子はその子だし
学校以外の場所で会えるなら
当たり前に会えばいいんです


学校へ通っていないから
社会から離れたわけではありません
学校、という場所からは離れているだけです

だから外へ出ちゃいけないわけじゃないし
遊んじゃいけないわけでもない

学校以外の場所でやれることがあるなら
それで別にいいと、私は思っています

隠れる必要なんて全くない!


私も高校へ通えなくなって
不登校や転校も経験しましたが

教室へは入れなくても
保健室へ行けば先生や友達が来て
声をかけてくれたし
部活へ顔を出せば
みんな笑顔で迎え入れてくれました

留年して誰ひとり知らない教室で
ぽつんと座っていた時に
同級生だった子たちが来てくれて
『学校来れるくらい元気になって良かった!』
『休み時間はこっちにも遊びに来てよ!』
と言ってもらった時は
涙が出そうなくらい嬉しかったな…


そうして
不登校を経験している子たちが
その子たちなりに居場所を見つけて
居心地のよさを感じられるような環境づくりを
みんなが当たり前に
できるようになってきたなら
それってすごく素敵ですよね