少し前に東京大学入学式での
名誉教授の上野千鶴子さんが祝辞が
話題になっていて

私もネットニュースの記事で
全文読ませて頂きました



がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください



私が印象的だったフレーズのひとつです


どれだけ耳障りのいい綺麗事を並べても

これは間違いなく現実だと思います



きっと社会は

理不尽でできあがっているようなものだ

と私は思っています



努力できることはその人の才能です


ただ、努力ができる環境は

誰にでも与えられているものではありません


皆持っているものしか持っていない



そしてひねくれたことを言うと

努力が正当に評価されないことは

悲しいほどにあります


恵まれた要因や環境によって

見えない力が働く現実もまたあるものです


だから私は恵まれているし

だから私は理不尽に潰されます




あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。




持っていない人に

持っているものをひけらかして

嘲笑う私には絶対なりたくない


それに、

持っている人を

引きずり下ろすようなことは言わず

素直に「すごいね」と言える私でいたい


まだまだだけど

改めて頭に叩き込みたいと思います



上野千鶴子さんの東大祝辞

現代社会において考えさせられる

深い言葉が山ほど散りばめられていますので

良ければご覧下さい…