私が住んでいる地域は
障害者手帳を持っている人に
公共交通機関の費用の助成券を
交付して頂けるんです

私は自動車の免許を持っていないため
移動は基本的に公共交通機関を利用するので
その助成券制度は
とても助かっているのですが

それを利用する、ということは
自分が障害者であることを提示するのと
同意義になります


以前タクシーを利用した際に
それを提示したところ
運転手さんから

話していて
そんな感じは全然しなかったけどなぁ

と言われたことがあります


「みんな実は色々あるんですよ」と
笑って返したのですが

世の中の“障害者”に対する
イメージと現実のギャップって
多分そういうことなんだと思います


それが障害という形で表れなくたって
自分の側で笑っている人が
背筋をピンと伸ばして堂々と歩く人が
綺麗に着飾る人が

みんながみんな
心身共に健全でいるわけではない

周りから見えるのは外側の自分だけで
自分の中に抱えるものは
自分だけにしか見えないものです


その中に生きづらさが含まれていた
というだけの話です


見えないと言われてホッとする自分と
見えないことに不安を感じる私と
両方が存在しているけれど

見えないだけで
日常の近いところで
みんな色々抱えているみたいですよ