人付き合いをするたびに
ちょっとからかわれる
ポジションに付けられた
りんごだから、と
何となく小馬鹿にされるのは日常茶飯事だ
そんなやり取りの中で
普段は平気でも
毎日言われ続けると
ある日急にポキんと折れてしまうことがある
私は確かに不器用で、要領が悪くて
人の2倍3倍努力しなければ
なかなか思うようにいかないけれど
私ってそんなに何もできなかったっけ?
と、元々大して存在しない
自信という自信が
へし折れてしまう瞬間があるんだ
言葉の威力って絶大だ
自分で発する言葉も勿論そうだけど
他人からかけられる言葉も
“わたし”のたくさんを形作る
美しくも、醜くも、脆くもする
いとも簡単にだ