最近とりわけ話題になっている
千葉県野田市の小学4年生の女の子が
父親の虐待によって命を奪われてしまった
痛ましい事件ですが

事件へ至るまでの経緯が
明らかになればなるほど
涙が出そうになります


私が知っている情報は
メディアで
取り上げられているものだけなので
それだけでの判断にはなりますが…

それでも、あんなの、
彼女が藁にもすがる思いで訴えた言葉を
大人たちが踏み潰したようなものじゃない

大人がいなければ生きていきようがない
逃げ場のない子どもが
信じて必死に助けを求めた先の大人たちは
結局自分たちの立場を守ることを
優先したんでしょう?


父親の威圧的な態度に、って
その威圧的な態度を
彼女は毎日当たり前に剥き出しにされて
傷だらけにされていたのに

大人が威圧的だと感じるようなそれが
小学生の女の子にとって
恐怖であることなんて
バカな私にだって分かる


それぞれがそれぞれの立場で
守らなければいけないことがあって
権限や義務の所在に
手を出しあぐねることだって
あるだろうということは
それはそれで理屈として理解出来るけれど

本来の目的はそこじゃないでしょう

子どもを守るための手段であるそれらが
機能不全に陥っていたら
何のためのものか分からないじゃない


素人だからそんな風に
言えてしまうのかもしれないけど

それでも
そんなものに縛られるより
彼女を抱き締められる
大人たちであって欲しかった


大人だって人間だ、怖いものは怖い

でも大人は子どもよりもずっと多く
自分を守る術を持っているのだから

彼女をあの日常から救い出すために
毅然とした態度で
立ち向かうことはできなかったのか
と、腹が立って仕方がないんです


そもそもの根源が
父親だということは大前提で

それでもSOSを踏みにじったような事実に
私は本気で悔しくてたまらないです


逃げ場のない世界で
毎日怯えながら過ごすことを
ほんの少しだけ知っているから
余計に、かもしれません


私は人生において
彼女と繋がる機会はなかったけど…

ごめんね、こんな大人でごめんなさい