私は元々生理痛が酷くて
1日目の後半から3日目の前半くらいまでは
痛みで寝込んで動けなくなってしまって
処方されていた痛み止めも効かず
寝付くことも出来ないほどで

5、6年前に一度低容量ピルで治療をして
随分軽くなったのですが

引越しをした3月あたりから
また徐々に酷くなってきて
去年の夏頃からまた
同じような状態になってしまったので

11月の生理5日目から
また低容量ピルを飲み始めました


低容量ピルによる治療は
ホルモン追加療法で
体内のホルモンの量で
体を擬似妊娠状態にすることで
生理を調整する方法なのですが

だからなのか…?
飲み始めは悪阻と同じような症状が
副作用として出ることがあって

私も今その副作用で
薬を飲む夜や朝寝起きに
気持ち悪さに襲われています



実際に自分が
気持ち悪さを感じるようになって
妊婦さんの悪阻の感覚が
ほんの少しだけわかるようになって

こんな気持ち悪さと格闘しながらも
今でも何となく根付いている
『妊娠は病気ではない』という感覚から
当たり前の日常生活を送ることを
余儀なくされている人がいる現実って
本当に厳しいな…と


普通の人が気持ち悪くて
動けなかったり
ましてや吐いていたりしたら
休んで寝ていることに
とやかく言う人はあまりいないのに

それが“悪阻”だというだけで
家事をして
子どもがいれば子育てをして
更には仕事をしている人もいるのだと思うと
世のママ達って本当にすごいな、と


個人差があって一概には言えないとはいえ
何日も、何週間も、何ヶ月も
車酔いと同じような気持ち悪さと戦い
しかも自分の体で
ひとつの命を守っているのだから

妊婦さんに対して
世の中の人はもっと敬意を払って
配慮をすべきなのでは、と
妊娠経験のない私ですら感じました…



それから
ピルの避妊効果が高いことは
何となく知識としてある人も多いようで

ピルを服用していることで
性的なモラルに欠けた言葉を
投げかけられる人も中にはいるようですが…

ピルの服用の目的が
そればかりではないことを
まず周知して欲しいと思いますし

避妊が目的の服用だとしても
女性にとって妊娠、出産が
人生において与える影響は
とても大きいですし、
十月十日自分の体で命を育んで
文字通り命懸けで出産するわけですから

望まない妊娠を避けるために
女性の側が自衛することに対して
とやかく言う人がいるのは
とても悲しく、情けない現状だなと
私は思ってしまいます


これを男性、という括りで言うのは
失礼に値すると
承知の上で言わせて頂きますが

男性にとっては
愛情や快楽を求める行為で終わっても
女性はその後
たくさんのリスクを背負うことに
なるかもしれません


子宝に恵まれることは
奇跡的でおめでたいことであって
また、そうでなければいけないと思います

それは女性にとっても
誕生してくる命にとっても
そしてまた
父親となる男性自身にとってもです


これは常々思っていることなので
この機会に書き出してみました


生理は女性である以上
長年付き合っていかなければいけない
自分の体のことなので

今回の治療を通して
自分の体に対しても
また、それに付随するいろんなことも
考えるきっかけになって
良かったなぁと思いつつ

もうしばらくは
気持ち悪さと格闘する日々になりそうです