『そういうもんだよ』『当たり前だけど』
お母さんと喧嘩するたびに
耳に入ってくるこの言葉が
私はとても嫌いです
確かに世の中には
『そういうもん』と
暗黙の了解で通っていることもあります
『当たり前』として扱われていて
それに添わないことが
ルール違反になることもあります
わかりやすく言うならば
ものを買うのには
対価を払うことが当たり前ですし
それをしなければ“犯罪”になります
だけど…
その人その人の考え方に正解はないのだから
“間違い”ではないのなら
それは『そういうもん』と
言い切ることではないと思うんです
それは“お母さんにとって”
『そういうもん』で『当たり前』なだけです
同じことがまた
私自身にも言えるんですけどね…
その『そういうもん』や『当たり前』を
周りの人に聞いて確かめてみろ
と言われて聞いてみて
例えば私の肩を持つ意見が出てきたら
今度はその人の立場が自分とは違うことを
指摘されてしまうのだから
私はその『そういうもん』や『当たり前』を
打ち破る術がないんです
自分にとっての『当たり前』と
世論における『当たり前』は
一致しないことだってあります
でも先述した通り
“自分にとっては”当たり前だから
それが当たり前ではないかもしれないことには
なかなか気がつけないんですよね…
そしてその『当たり前』が
必ずしも正しいとは限りません
『そういうもんだよ』と『当たり前だけど』
自分の意見に
世の中を味方につけているみたいで
私はやっぱり嫌いです