子どもは親を選んで生まれてくる
なんて言われることがありますが

私はある時からその言葉を聞く度に
あまりに綺麗事だなぁ
と思うようになりました


そんな話があるのなら
この世の中で不幸に消えていく子供たちが
存在なんてするわけがないじゃないですか

そんな子たちが
自ら恵まれない環境を選んで
生まれてくるかといえば
そんなわけは
少なくとも私は絶対にないと思います


私は、
子どもが生まれてくるのは
親のエゴだと思っています

それは私が親になったことがないから
そう思ってしまうのかもしれませんが
今の私はそうだと思っています

親が生むことを選択しなければ
子どもは生まれてこないのだから
生むことになった以上
どんなことをしても
子どもに最低限の幸せの条件を与える義務は
絶対にあると思うんです


子どもを幸せにするのが親かと言えば
それも違うと思います

幸せを見つけるのは確かに子ども自身で
親の思う幸せの形に子どもをはめ込むことが
子どもにとっては苦痛になることも
たくさんあります

だけど、
親によって子どもの幸せを脅すことは
とても簡単なことなのだと
私は最近思うんです


親も人間で
完璧になんてなれるはずなんてないから
上手くいかないことなんてあって
当たり前だと思っているけれど

最低限度の生活を保証することと
そうは言っても子どもが
愛情を感じられるような接し方を選ぶことは

やっぱり親の義務なんじゃないかな
とも思ったりするんです


私は昔から
大切な人と結婚して
あたたかい家庭を築くことに憧れていますし

子どもと関わることも大好きなので
やっぱりいつかは…と思っていますが

だからこそ
自分の子どもを持つ、ということの
それ相応の責任についても
今の私の考えられる限界までは
考えているつもりです