先日、出かけた帰りに
駅前の交番の前で
お母さんの迎えを待っていた時に
おじさんふたりに連れられて
おにいさんがやってきました

交番はその時間は警察の方が不在で
おじさん達は備え付けの連絡用電話で
連絡を入れ
泣いているおにいさんを
慰めるように肩を叩き
しばらくして交番をあとにしました


失礼ながら…はじめは
おにいさんが何かしてしまって
連れてこられたのかと思っていたのですが

あとから来たお巡りさんたちの話ぶりだと
(私も体調が良くなくお世話になりました)
財布や携帯など、身につけたもの全て
紛失してしまったらしいのですが
結局名前も教えてもらえなかったため
紛失届も出せず
検索もかけられずだったようで

私もそばで様子を見ていて
困った様子に勝手に心配になって
色々考えてしまいました…


連絡できる人はいないのかな?とか
なんで名前が明かせなかったんだろう?とか

私だったら真っ先に
家族に連絡してもらうだろうなぁ
と考えると
そう出来ない理由があったのかな?とか


私は
自分がメンタルヘルスの病気を抱えたことで
今まで関わったことのない境遇の方と
関わる機会が出来て、
世の中では
色々な方が色々な生き方をしているのだと
知ることになって、

それまでとは人の見方が随分変わりました


本当に誰にも頼ることが出来ず
社会の片隅で孤独に生きている人もいます

そのおにいさんがどんな方かは
私には全然分からないけれど…


あのあと無事家に帰れていたらいいな