お父さんの家を出た日の夜
『りんごちゃん帰っちゃったって本当!?』
と、従姉が連絡をくれて

まだ1歳半の息子くんがいるから
バタバタと忙しいだろうに
家のことの合間に電話をくれました


やっぱり
お父さんとのことをすごく心配してくれていて
こうして気にかけてくれる人がいることが
本当にありがたかったです

だけど
だからこそ苦しくて


多分、従姉はお父さんからお父さんの視点で
私が荷物を持って家を出ようとしたことを
聞いたのだと思います

今は私も親だから
子どもが心配な親の気持ちは分かるんだ
おじちゃんは
『どこにいるんだ?』って聞いた時に
りんごちゃんが自分がどこにいるか
分かっていないみたいだったから
余計心配になったみたい
今は喧嘩してもやもやしてると思うけど
落ち着いたらひとこと連絡を入れてあげて

…と言われました


多分その前にあったことや
私が投げかけられた言葉は
全然知らなくて

嫌な言い方だけれど
“心配”だけ傾られていて

でも、それを従姉に言ったところで
どうしようもなくて

もしそれを従姉に訴えたとしても
私はきっとお父さんから何も貰えない

ただただ心配を蹴って
終わるだけになってしまいます


心配って苦しい

してもらっている側は
ごめんね、ありがとうしか言えない



こんなこと言っちゃいけないと
分かってはいるけどもう言わせて欲しい


どうせ何もしてくれないなら
中途半端な心配の言葉で縛らないで欲しい

心配だけ振りかざして
いろんなものを引っ掻き回すのは
もうやめて欲しい

その心配で
身動きが取れなくなっていることは
私は言えないことに
少しでいいから気づいて欲しい


もう会うことはないと
言ったのはお父さんだから

お父さんの側にいる人に
自分の状態を話すことで
あれこれ言われたり
行動を縛られたりするのは
もうたくさんなんです

“心配”なんて都合のいいものを
使ってこないで欲しいよ