今年は精神障害者保健福祉手帳の更新の年で
市役所から新しい手帳受け取りの
お知らせが来たので
先日市役所へ行ってきました
お昼頃に行ったのですが
お昼休みだったのか
その部署の職員さんが
たまたまふたりしかいなくて
待っている人もいつもより少し多くて
私のひとり前に
お母さんと歳が変わらないくらいであろう
おば様がいらっしゃって
若い男性職員の方が対応されていたのですが
何とも会話が噛み合っていないのが
とても気になってしまって…
失礼ながら隣で聞かせて頂いていたのですが…
どうやらそのおば様は
自立支援医療の受給者証を
判断を誤って捨ててしまったようで、
次の日の受診で必要だと言われたので
再発行して欲しかったようなのですが
職員さん側は
再発行自体は出来るけれど
自立支援自体がそろそろ更新で、
再発行手続きをしてから
受給者証が手元に届くまで
3ヶ月ほどかかることを考えると
再発行手続きをするよりは
今回代理の受給者証だけ渡して
自立支援更新の手続きをした方が
効率的だ、ということで説明をしていて
※私の説明が下手で
読んでくださっている方には
うまく伝わらないかもしれませんが
あの説明の仕方で
…この言い方は嫌いですが
普通の人だったら
職員の方の仰っていることが
理解できると思うんです
ただ、ここは精神医療の手続きの窓口で
訪れる人の中には
病気や障害の影響で判断能力が乏しい方も
当たり前にいらっしゃると思うんです
そのおば様は
病院で受給者証が必要だ、と
言われたことは分かっていても
それ以上のことを
職員さんの言葉で口頭で説明されて
理解することはとても難しそうでした
事実、説明する職員さんに
『明日の病院で必要だと言われた』と
しきりに言っていて
最後は職員の方が
病院へ直接電話連絡していました
もっと内容を噛み砕いたり、
紙に書いて説明したり、
最終手段は『こう言われた』と病院で
この紙を見せてくださいと伝えたり、
やりようはもっともっと沢山あるのに
隣で聞いていて何とも歯痒くて
何度も声をかけようかと思いましたが
私は、説明方法の手札は職員さんよりも
ほんの少し持っているかもしれませんが
自立支援の制度や手続きについては
全く知識がないので
無関係の私が割り込んで
余計に手間がかかったらと
結局かけられなくて
今になって
声だけでもかけてみれば良かったかなぁ
と後悔しています
こういう事態が起こるから
制度を受ける側と提供する側とで
溝が出来てしまうんだなぁ、と
実態を目の当たりにしたような気がします
精神医療の窓口として機能させるために
欲を言えば職員の方側も
“そういう人”達にも伝わるような説明が
出来るようになるといいなぁ
と思ったり
せめて
仲介のワーカーを外部発注しなくても
その場で通訳してくれる人がいたら
だとか色々考えてしまいました
4月に県外から引越しをしてきて
何度か市役所のこちらの窓口を
利用させて頂いていますが
ここの市役所の職員の方は
以前住んでいた地域の同じ部署の方達より
全体的に何となくあったかくない印象です…
ただただ、事務処理だけ済ませている感じ
確かに役所は事務処理のための場所ですが
それでも人と顔を合わせるこの場所では
もう少しだけ人に対して
あたたかくあって欲しくなってしまいます
求めればキリがないですけどね
