私はつい最近まで
自分の中で渦巻くネガティブで醜い感情が
大嫌いで、だいきらいで
そういった類のものに凄く否定的でした
そういう感情が生み出すのは
大抵の場合はネガティブな出来事で
自分にとっても
周りにいる人にとっても
いい影響を及ぼすことなんてない
と思っていたし
それは今でもそう思っています
だけど、それでも
湧き上がる自分の感情自体を制御するのは
とてつもなく難しいことで
私なりに考えて、色々試してみて
結果諦めました(笑)
行動は理性で制御出来ても
それに対して起こる
自分の感情への作用を変えることは
あまりに難し過ぎました
人は人であって神様や仏様ではないんだ
頭では分かっていても
それがストンと腑に落ちたのは
本当に最近のことです
綺麗なだけでいられないから
人間らしくて、人間くさくて
それも味になるんだな
と気が付いたんです
これといったきっかけは
特別に思いつかないけれど
ふとそんなことを思いました
正解はひとつじゃない
誰かにとってはそれが正解でも
また違う誰かにとっても
正解だとは限らないし
むしろ求めていないものかもしれない
そう考えると綺麗な感情の形も曖昧で
結局は個人の主観も入り混じるのかな
なんて思ったりします
ネガティブで醜い感情で
誰かの何かを傷つけることは
絶対にあってはならないことですが
それを全否定して
蓋をして、閉じ込めなくても
それを許容することから気付くことも
実はたくさんあるのかもしれません
ちょっと欠けた部分が愛おしく見えて
ちょっと傷があった方が味が出るものです