愛犬のお散歩コースで
最近よく見かける野良猫がいます

青っぽい目に白く長い毛の綺麗な顔の猫

私は猫は飼った経験がなくて
詳しくないのですが
調べてみたところ
見た目の特徴はペルシャ猫のよう


その野良猫と関わるようになったのは
一週間ほど前に
愛犬をあさんぽへ連れて行った時のこと

先に気が付いたのは愛犬の方で
普段決まったコースをご機嫌で歩くしいが
突然方向を切り替えてリードを引いたので
慌ててリードを手繰り寄せたら
本当に、あと15cmのところにいたんです


それこそペルシャ猫(っぽい)から
人や犬に慣れた飼い猫なのかと思ったけれど
毛並みや汚れ方、痩せ方からして
少なくとも現在は野良同然であろうし

それにしては警戒心が薄過ぎたので
怪我でもしているのかと心配になって
愛犬の散歩を終えた後
もう一度同じ場所を見に行ったんです


その時も
同じところに同じように寝ていて

顔は持ち上げてこちらを見るので
亡くなっているわけではないのは
分かっていたので

しゃがんで出来るだけ姿勢を下げながら
声をかけてみると
向こうから『にゃあ』と鳴いて
歩いて足元へ擦り寄って
お腹を出してゴロンと転がりました


声をかけただけで
食べ物も何も持っていないし

私がその子にとって
たまたま警戒しなくていい対象に
してもらえたのかもしれないけれど

それにしても
人に対しての警戒心が薄すぎるので
きっと飼い猫だったんだろうなぁ…と


それから散歩で会うと
向こうが『にゃあ』と声をかけてきて
足元に擦り寄って、寝転がってお腹を出して
甘えた声で鳴くんです

私自身も動物は大好きだから
甘えられたら可愛くてたまらないし、
抜け落ちて少なくなってしまったであろう
白い毛越しに見える
あまりに痩せ細った体を目にすれば
何かしてあげたくなるけれど、

そこで私が中途半端に優しさを傾けても
結果その子の生涯に責任を取れなければ
最後はその子が傷つくだけで終わってしまう
と、考えると

甘えて擦り寄ってきてくれても
私はその場にじっといることしか出来なくて


どうするのが正解なんでしょう

このままいけばこの子は
きっとそう永くはないと思います

でも、だからといって
保護してもらっても
引き取り手が見つからずに
最悪の形になってしまったら…


本来いるであろう飼い主さんの元へ
帰れたら一番いいのだろうけれど

ただただ見ていることしか出来ないのは
私も辛いです…


どうかあの子が
今夜幸せに眠りにつけますように