昔は自分で自分のことを
あまり女性的ではないと思っていて
本当に数年前まで
自分をサバサバした人間だと思っていました
見た目的な問題もありましたが
女の子特有の女の子な関わり方というか
そういうものが凄く苦手だし
普通に話せば口も悪いし
態度もあっさりしているし
冷めているところは冷めているし、と
それら自体は多分今でも続いていて
半分は元々私自身が
そうであるのだろうけれど
もう半分は多分
そうありたかったのだと思います
偏見も入り交じっていますが
女の子の表で持ち上げながら
見えないところで嫉妬や妬みを抱えて
それを共有しようとする
あのやり取りがどうも苦手で
本当はそういう感情自体は抱えていたのに
自分はどうしても
そういう人になりたくなくて
立ち居振る舞いを
男性的に寄せたかったんです
でも素直に言葉を吐き出せば吐き出すほど
私は、私の思う典型的な“女の子”だと
気がついてしまいました
今でも女の子扱いされるのは
あまり好きではないし
素直に可愛がられる自分に抵抗があって
お姉さんになりたくなります
自分で立てる人でいたい
それは自分で何でもこなせる人だとか
そういうわけではなくて
自分で自分のバランスを取れる人でいたい
誰かに寄りかかっているのも
誰かに機嫌を取ってもらうのも
私は嫌です
女の子でありたかったけれど
女の子でありたくなかった
私は今“女”という立ち位置で生きているから
女の生き方以外は
なかなか体感出来ないだろうし
女であるから見えるものもあって
尚更ないものに憧れるのかもしれないけれど
女であるから分かることだって
きっと今までにも沢山たくさんあった
女らしさだって抱えているから私だ