先日、小学1年生の男の子が
熱中症でお亡くなりになってしまった事から
小学校はじめ“学校”というものの
熱中症予防に対する対応について
物議を醸していますよね…
私もTwitterでいくつか
共感を呼び、伸びているツイートを見かけて
『その通りだな』と思ったり
『そうは言ってもなあ』と思ったり
色々なことを考えていて
昨日お母さんと
たまたまそんな話をしたんです
私のお母さんは小学校の先生で
今も現場で働いている人なので
尚更先日の件は肌で感じていたようです
それを踏まえて
色々思うところを話していたのですが
その中で私が勝手に感じた一意見として
実際の“学校”という現場での現状と
保護者はじめ世間の認識とのズレが
あまりに大き過ぎるのだろうなぁ、と
例えばよく取り上げられている
スポーツドリンクを許可出来ないのか
という意見も
『学校保健安全法』はじめ
国や地域で定められた法や規則の影響もあり
その学校の判断だけでは
許可が下ろせないのが現状だそうです
ここからは母個人の意見ですが、
近年の食生活の変化で
全体的にカロリー過多の食事に偏っていて
給食に携わる栄養士さんも
カロリー計算に神経質になっている程だから
糖分の多いスポーツドリンクは
そう言った意味でもなかなか許可出来ない
経口補水液だったらまた違うかもしれない
とのこと
そして、
逆に言うと
そう言った意味でも
生徒の健康管理を
各家庭で全責任を持ってやって頂けるなら
また話は変わってくるのかもしれないけど
生徒の健康や生活を
学校以外での場所や時間まで
学校側が責任を負っている現状を
もっと世間の人達が正しく認識して欲しい
とも言っていました
今回の件でも
その出来事自体に対する
学校側の対応も話題になっていましたが
そもそも何がどうって
子供がほぼ毎日8時間を過ごす
“学校”という施設に
冷房が設備されていないことが
そもそもの問題じゃないか?
というのが個人的な意見です
そしてその環境で日々過ごしているのは
先生達だって同じなわけで
『職員室には冷房設備がある』
というご意見も見かけましたが
実際整備されているのは
ほんの一部ですし
もし備え付けられていたとしても
少なくとも小学校の先生は
生徒がいる時間は生徒の対応に追われて
休み時間すらほぼ確保出来ず
酷い時はトイレ休憩だって
まともに取れないのに
日中の職員室の滞在時間なんて
あったって、せいぜいが
コーヒーが一杯飲めるか飲めないかです
私が日々母の話を聞いている限りでは
小学校の先生って
下手なブラック企業より
酷い環境に思えます…
学校の先生だって人間で
家庭がある人だって、子供がいる人だって
当たり前にいるわけで
もちろんそれが仕事でお金を頂いている
プロフェッショナルなのだから
仕事をこなす義務はありますが
本来の仕事の範囲を超えたところまで
責任を負っている現状は
確かにありありとしているように思えます
話はズレてしまいましたが…
その冷房設備はじめ
学校という環境自体の過酷さは
学校や担任の先生に訴えても
どうしようもない問題で
本来は
学校の施設管理側や
予算の下りない教育委員会や市、県
もっというなら国の問題じゃないですか
現場の学校の先生は
ずっと訴え続けているのに
未だに改善しないのだから
目の前の人を責めるだけでは
どうにもならないのも
事実なのかもしれません
そう考えると
学校の現状と世間の認識のギャップって
意外と大きいと思いませんか?
繰り返し言っているように
皆、知ってることしか知りません
それは当たり前のことです
だから
知ろうとしなければ知らないままなんです
それは何だって同じです
尊い小さな命を失わないために必要なことは
小さいようで大きくて
大きいようで小さいのかもしれません