私は外へ出かける時には必ずメイクします
メイクすること自体も好きですし
自分の見た目が酷くコンプレックスだったり
年齢的にメイクがマナーになってきたり
家と外で気持ちを切り替える為だったり
理由は色々ありますが
その中のひとつに
“メイク”というものにある意味固執している
というのもあります
私がきちんと
メイクをするようになった理由のひとつに
とある人からの言葉があります
私はもともと
オシャレには疎い方だったと思います
興味がなかったわけではありませんが
今思い返せば、年頃の女の子にしては
関心が薄かったような気がします
メイクしようと思ってし始めたのも
世間でいう高校卒業くらいの年頃でした
メイクし始めの頃は
まだ知識も情報も少なく
目に付くものを手に取って
よく分からないまま
見様見真似でする程度だったので
お世辞にも上手とは言えなくて
私の場合は薄化粧過ぎて
メイクしていることに
あまり気付かれないくらいでした
当時の私なりに
それを気にしてはいたのですが
それ自体をあまり
重要視はしていなかったというか
『まあ始めたばかりだし、こんなもんか』
くらいに思っていたし
厚化粧よりはいいか、と
結局殆どはすっぴんで過ごしたりもしていて
今思えばそれもどうよと思いますが(笑)
だけど
その頃お付き合いさせて頂いていた方と
初めてデートへ行く時のこと
支度をしている最中に連絡が来て
やり取りの中で
メイクはしてこなくていいよ
しても変わらないんだし(^^)
と言われたんです
それがなんというか…結構ショックで
以前彼と
たまたまそんな話をしたことがあって
確かに私が『しても変わらないんだ』
とは言ったけれど
普段すっぴんなこともあって
彼自身はメイクした顔を見たことがないし
彼は『気を遣わなくていいよ』
という意味で言ってくれたのだろうとは
何となく想像は付きますが
それにしても、もう少し言い方ってものが…
と、当時の私には結構キて

今思い返せば私大胆過ぎるなと思いますが
もういいや、彼もそう言ってるし
と半分ヤケクソでノーメイクで行ったら
彼、本当に気付かなくて
『え、それですっぴんなの!?』
と言われたけれど
褒められているようでイマイチ嬉しくない

それからは私なりに
マメに情報収集をして、試行錯誤しながら
きちんとメイクをするようになりました
だから半分は反骨精神です(笑)
今だって
カラコンもまつげエクステもしていないし
世間で言えば割とナチュラルだと思いますが
それでも時々言ってもらえる
『可愛いね』だったり
久々にお会いする方の
『綺麗になったね』が
お世辞でも嬉しくて
自分を好きになるための手段として
メイクは欠かさないように
私なりに心がけています
彼のあの言葉は
ある意味ひとつのトラウマで
今でも呪いのように残っています
彼にとっては
さり気ない気配りだったであろうけれど
私にとっては今でも縛られているくらいには
衝撃的な言葉でした
でも、それと同時に
モチベーションでもあります
彼は忘れているだろうな〜

それはそれで
ちょっぴり腹立たしくもあるけれど
その言葉がステップになったと思えば
まあ、しかたないか!笑