家族。
私の幼少期は
いわゆる機能不全家族として過ごしてきた。
というのも
父が(診断は受けていないが)恐らくASDで
日常生活ルーティンへの
こだわりがとにかく強く
感情的なやり取りも苦手な人だった。
弟は広汎性発達障害の診断を受けている。
ASDは遺伝的要因が
高いことで知られているから
弟より特性の強い父はほぼ黒だろう。
家の中ではいつも父の機嫌が中心にあった。
核家族4人での暮らしは
窮屈な思い出も多かったけれど
大人になって
父と母が別々の道を歩み出し
私も父と距離を取るようになって
父母以外の親戚とも
接点を持つようになってから
やっぱり色々思うところはあれど
私は娘として、身内として
親含むたくさんの人に
大切にされてきたんだなと
実感する機会が増えた。
「困ったらいつでもおいで」と
帰りを待ってくれる場所がある。
このままでいいのか?と
不器用に心配してくれる人がいる。
あまりに生きるのが下手な私だけど
見放さず、心配して
私なりに頑張る姿を尊重してもらえる環境は
何にも変え難いものだと思う。
もうこれ以上頑張れない
生きることをやめてしまいたい
と泣き崩れた夜に
あなたが笑顔でいてくれることが一番大切
あなたが笑顔になるためなら何だってする
と手を差し伸べ、一緒に踏ん張ってくれたのも
黙ってあたたかいごはんを準備してくれるのも
何気なく誘ってもらったランチも
「食べるか?」と分けてくれたお菓子も
いつでも静かに寄り添ってくれたぬくもりも
あれも、これも
全部全部優しさだった。
他にも拾いきれていない優しさは
たくさんたくさんあると思う。
家族がいなければ今の私はいない。
これからの私もきっとそう。
ありきたりだけど
私の人生は家族なしには語れない。
苦しんだのも家族だけど
愛し、愛されてきたのも家族だった。
私の宝物で、呪いで、やっぱり宝物。
今かけがえのない宝物と
呼べるようになるまでに
頑張ってきた
私と、家族皆に拍手を送りたい。
