クロスボーダー(国際間)M&Aのストラクチャーとは? | M&A、資金調達コンサルティング会社 Capital Evolver社長のブログ

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日本でのM&Aもそうですが、海外の企業とのM&Aを検討する際、
どのような形式で買うか検討しなければなりません。

株式譲渡、事業譲渡、会社分割、合併、現物出資+新会社設立等々、

色々なスキームがあります。

また、日本の本社が買収をするパターン、海外子会社が買収をするパターン、
また、本案件のために設立したSPC(特別目的会社)が買収するパターン、
各地域にある中間持株会社が買収するパターン、

どこを買収主体にするかでも、ストラクチャーが大きく変わってきます。

まず、どのスキームをとると、税金がどのくらいになるかを検討します。
香港やBVIなどオフショアを使った節税スキームなど色々とあります。

詳細検討の上、
最終的に、日本企業本体がそのまま海外企業の株式を取得して親会社になるという
決断を下すことが一般的かと思います。

ただし、既に買収の対象となる企業と同じ国に、すでに子会社を持っている場合、
その子会社を使って買収をした方が、税務上のメリットを享受できる可能性が高いです。

また税務上だけではなく、その後、どうしたいか、
また、カントリーリスクなども
(特に共産党の国は儲って来たところで、突然政府に乗っ取られる可能性もあり)
考慮したストラクチャーを組んで行く事が必要です。

目先だけではなく、先の先のことまで考えて、ストラクチャーを組んでください。

ストラクチャーの相談などもうけたまわっておりますので、
是非お気軽にご相談ください。