少子化・人口減少という流れのなかで、建設業界も「働き方改革」「週休2日制度」など待遇面の改善が進んできました。

 

江口組でも、給与・休暇の整備はもちろん、定着や育成を重視した環境づくりに取り組んでいます。

 

その結果、10年前の現場の環境と比べると今はとても働きやすい環境になったなと思います。

 

しかし、ここ最近、強く感じるのです。「それだけでは、若手の心は動かない」と。

 

建設業界の給料や休暇が増えたからと言っても、他の業界はもっとすごいところがあります。

 

ただ、それだけを見てしますと建設業界にはなかなか勝ち目がないなと思うんです。

 

もう、採用活動は同じ業界の中で企業同士が争うのではなく、他の業界がライバルになっていると言ってもいいと感じています。

 

特に10代後半から20代の社員にとって、“何のためにこの仕事をやっているのか”が見えにくいと、続ける気持ちが持続しません。

 

待遇や制度だけでなく、「自分が認められている」「社会の役に立っている」という実感が、モチベーションの源になるのではないかとお思います。