おつカレー様です。

小松へ帰る飛行機の時間を待ちながらブログを書いているカレー王子こと江口組4代目の江口充です。

 

 

新入社員の酒井夢大くんが現場の様子を社内Facebookグループに投稿してくれました。

出張中で現場を離れていても、こうやって現場の様子を見ることができるのはありがたいですね!

 

 

酒井くんは人工リーフのブロックを作る現場にいます。

 

 

人工リーフとは・・・

海岸から少し沖の海底に海岸線とほぼ平行にコンクリートブロックを設置し波のエネルギーを減衰させる役割があるものです。景観に配慮して、海面から出ないように設置されています。

 

 

という写真のようなものです。

 

 

海面から上に出ないように設置されているので、海岸から見ることはできませんが、海の中にはこんなコンクリートブロックが積み上げられたものがあるんです。

酒井くんはこのコンクリートブロックを約300個作っています。(酒井くんだけじゃなくみんなの力を合わせてですが)

 

 

300個のブロック、形状は2種類あれど、ほぼ同じブロックを100個、200個と作っているので単純作業といえば単純作業です。

型枠を組む、コンクリートを打設する、固まるまで養生する、そして型枠をバラす、できたブロックを運ぶ。この繰り返し。

 

 

でも、これを単純作業だと思ったら、いいものなんてできないなって思います

1個1個の積み重ね、いろんな努力や工夫があり、失敗したこともあったかもしれません。でもそれら全部があって、品質のいいものが作りあげられていくんだと思います。

 

 

正直、最初の1個からしばらくは空気が入って見た目が良くなかったものができていました。

でも、綺麗にいいものができるように、研究し打設方法も考え工夫し徐々にいい仕上がりになってきて、今では素晴らしく綺麗なブロックが出来上がるようになってきました。

 

 

外から見ると単純作業の繰り返しかもしれんけど、現場では相当苦労をしています。

だから300個のブロック、1個1個にはドラマがあります。そして頑張った分、ブロックの仕上がりが良くなってきたからやりがいもあります。

 

 

今回の酒井くんの仕事、江口組の仕事はブロックを作ることで終わります。

でも、そんな想いの詰まったコンクートブロックは、この後海の中に沈められて、我々の国土を日本海の荒波から守ってくれる役割を果たしてくれます。

きっと想いの詰まったブロックは強いはずです。

 

 

これからの季節の日本海の荒波は半端なくすごいものがあります。

この波でたくさんの海岸線が削られています。いろんな要因はあると思いますが、自分たちの住む街が安心安全であるように、これからもみんなで力を合わせて頑張っていきたいなと思います。