おつカレーさまです。
今日はロシアワールドカップ準決勝のフランスVSベルギーの試合があるので早く寝て、2時50分には起きたいと思っているカレー王子こと江口組4代目の江口充です。
個人的には日本に勝ったベルギーにはぜひ勝って欲しいと思います。
組織とは
組織という言葉を調べると、
共通の目標を有し、目標達成のために協働を行う、何らかの手段で統制された複数の人々の行為やコミュニケーションによって構成されるシステムのことである。
と書かれています。
社長になってもそうだし、いろんな組織に所属し、いろんな組織の形を見てきて、どんな組織がいいのかなってことを考えています。
それは自分にとってのいいってことよりも、みんながどうやって動きやすいか、伝わりやすいのか、いい力を発揮するにはとか、そんな観点から考え、試行錯誤しています。
今は常にですね、常に試行錯誤してるって感じです。
そして、その試行錯誤の中からこれまでの組織、これからの組織はこんなんかなって自分なりに思うことがあったんで書きたいなと思います。
これまでの組織は極端にいうと日大アメフト部だったと思う
5月の関学との試合での危険タックルで話題となった日大アメフト部。
その監督やコーチと選手との関係っていろいろと問題視されています。
でも、この組織の在り方ってこれまでの日本の組織の在り方だなって思いました。
もちろん悪いこと(危険タックル)をしろって監督が言ったことは許されることではありませんが、絶対的な監督がいて、その人の考えのもと指示を受け動く。
このような組織は日本では当たり前のように数多く存在していたのではないでしょうか。
ワンマン社長っていう人がいっぱい存在した組織では間違いなくこのような流れで組織は動いていたはずです。
そして、その組織での部下たちは自分で考える必要がほとんどなく指示を待ち動く。指示待ち人間が多かったかもしれません。
この組織が数多く存在していたのではないかと僕は言いましたが、これまでの日本ではこれが当たり前だったし、ワンマンな人がいて、その人のマンパワーがないとやってこれなかった時代だったんだろうと思います。
すっごく極端なことを言ってると思いますが、これまでの時代では正解だったと思います。
でも、今からは違います。
これからは日大アメフト部から青学駅伝部へ
日大アメフト部のような絶対的な指導者の組織は時代に合わないなって思って、じゃあどんな組織がいいのかなって考えていたら、これだ!!って思える組織、チームがありました。
それは青山学院大学駅伝部です。
そう皆さんご存知だと思いますが、箱根駅伝総合4連覇を果たした原監督率いるあのチームです。
大学の部活といえば体育会系と言われ、縦社会で規律が厳しいというのが当たり前。
僕は大学時代部活はしていませんでしたが、寮生活をおくっていた中で、それに近いことをやってましたので、大学の部活はハンパないやろなっていう感覚はありました。
だから、日大アメフト部のことはすべてを否定するわけじゃなく、昔ながらの組織なんだなっていう感覚で見ていました。
さて、青学駅伝部ですが、この厳しい規律の体育会系の常識を覆す原監督の方針があります。
それはこの3つ
1:チャラくあれ!
2:食事中はどんどん会話しろ!
3:なんでもかんでも「ハイッ」って答えるな!
これを読むと信じられない方針やなって思います。すごいと思いませんか?
でも理由を聞く、そっか~って納得してしまいました。
これを教えてくれたのはエクスマの藤村先生です。
藤村先生がこの3つの方針を詳しく説明してくれてるので、ブログから抜粋させてもらおうと思います。
藤村先生のブログ。
↓
人々が考えている以上に世の中は激変している|チャラくて何が悪い?
「チャラくあれ!」
これは楽しさを大切にしているということだと思う。
大学の体育会系って、厳しいとか辛いとかのイメージがあります。
鍛錬とか修練とか。
修行僧のようにストイックな感じ。
そんなの楽しくないし、萎縮して伸び伸びとできない。
結果、嫌になったり、嫌いになったりする。
そうすると実力も出せない。
青学の生徒は、陸上の練習はもちろん、学業や寮生活などもしっかりとやっている。
「チャラくあれ!」それがあって、楽しい雰囲気になる。
「食事中はどんどん会話しろ!」
これもあり得ないことです。
普通の大学の寮などでは、無駄話をするなんてことはなかった。
コミュニケーションが大事だということなんだろうな。
駅伝というのは、チームワークの競技。
お互いに信頼し、好きにならなかったら、うまくいくわけがありません。
無駄話をいかに多くするか。
そうすることで相手のことをたくさん理解できるし、好きになる。
コミュニケーションが大事だということ。
「なんでもかんでも『ハイッ!』と答えるな!」
これはちゃんと自分のことをさらけ出すということ。
自分の考え方をしっかりと持ち、素直になって自分を出せということだと思う。
なんでもかんでも、「ハイッ!」と答えるのは楽です。
自分の頭で考えなくていいから。
だから、これは自分の頭で考えろってことなんだなと思うんです。
あと、監督から生徒に「元気か?」とかいうと、元気でもないのに「はいっ!」って答える。
それは嘘ですよね。
体育会系では元気がなくても元気のふりをしなければならない。
声を大きく出したくない時だってありますよね。
そんな時には大きく出さなくてもいい。
それが素直に自分をさらけ出すということ。
藤村先生の説明を聞くと納得しませんか?
僕はこれからの時代の組織はこれだなって思いました。
そして藤村先生はなんと、この青学の方針をビジネスに置き換えて説明してくれています!
それがこちらです!!
青学の原監督は、こういう方針を徹底したわけです。
こんなことは今までの大学の体育会系、それもトップクラスの成績をおさめる体育会系では、ありえなかったことです。
今までの常識から考えるとね。
でも、世の中は一般の人たちが想像している以上に激変しているのです。
だから今まで常識だと言われていたことを、何の疑いもなくただ繰り返していたら、通用しなくなる。
もちろん、あなたもボクもね。
ビジネスや商売だった同じです。
今までのスマホやSNSが存在しなかった時代の常識のまま商売をやっていると、いずれお客さまがいなくなります。
儲かっていた会社や店だって、青学みたいな新しい存在に、圧倒的な差をつけられてしまう。
それも、ある日突然、それはやってくる。
青学の原監督の指導方針をビジネスに落とし込んでみましょう。
これは、スマホとSNSが当たり前になった現代社会において、ビジネスにもそのまま通用できる考え方だと思う。
スタッフのモチベーションを上げたいと思っていたら、会社の業績を良くしたいと思っていたら、迷わず以下の3点を徹底することです。
1:遊び心が大切
2:コミュニケーションが大切
3:個人を出すことが大切
遊び心、コミュニケーション、個人、これからの時代、そして組織の在り方が大きく変わってきています。
これまでの組織はピラミッド型って言われた組織の形だったと思います。
でも僕は青学の方針や藤村先生の言葉から、これからはピラミッドじゃ無理な時代になってきたと思います。
これからはピラミッドじゃなく、和の組織だと僕は思っています。
みんなとつながる和の組織。そんな形がこれからの時代に必要とされる組織になっていくんじゃないかと思いまいした。