おつカレーさまです。
小松市にあるカレーの市民アルバのカレーが大好きで勝手に応援しているカレー王子こと江口組4代目の江口充です。
4月からは江口組に2名の新入社員が入社します。
小松工業高校、小松大谷高校からそれぞれ1名ずつ。
女子高校生が続けて入社していましたが、今年は男子が2名です。
2名も入社してくれて本当に嬉しいです。
一緒にがんばる仲間が増えることも嬉しいですし、採用活動の厳しい状況が続く中で毎年入ってくれる若者がいるってことが嬉しい!!
江口組に入社やけど、担い手不足という深刻な問題を抱える建設業にとっては明るい話題じゃないかなと思います。
こんなデータを見せてもらいました。
「小松工業高校建設科の建設業への就職率」
小松工業高校の建設科は土木と建築の勉強ができる学科です。
昔は土木科と建築科に分かれていたんですが、それぞれの生徒数が減少してきたことで何年か前にとうごうされて建設科となりました。
(こういうとこからも若者の建設業離れを見ることができます)
その建設科の建設業への就職率。
建設科の生徒で就職した生徒の何割が建設業へ就職したかという数字です。
平成24年はたったの32%でした。
その年の出願倍率は0.9と定数割れを起こしていました。
その後平成25年は57%、平成26年は41%、平成27年はちょっと上がって68%でした。
もしかしたら平成24年頃までは建設会社も採用を控えていた時期だったかもしれないので、ここまで落ち込んでいた数字だったかもしれません。
でも、建設業を勉強しているのに建設業で働きたいと志して、就職する生徒が半分くらいってさみしい限りです。
この状況を変えなくちゃいけないなって思い、建設業協会の若手で3年前から工業高校へ行って建設業の魅力を伝える活動を始めました。
3年前から始めたこの活動。
工事現場で働く模擬体験(測量、ドローン操縦、安全管理、工程管理等)をしたり、若手現場監督と意見交換したりと、リアルな現場の声や現場で働くことのやりがいを話したり、高校生からは沢山の質問を聞いてあげて、工事現場で働くことへの不安を解消し、工事現場で働くことをイメージできるそんな場をつくりました。
この他にも各企業において現場見学会などの様々な活動を通じ、建設業の担い手確保、若い子たちが建設業で働きたいという気持ちを醸成してきました。
江口組は高校生だけじゃなく、小学生を対象にした子ども現場見学会をしたり、中学生のキャリア教育として中学校へ行き授業において建設業の仕事のお話をしたりしてきました。
そのおかげもあり、建設業に就職する生徒が半分くらいだったのが、この春に卒業した3年生が建設業に就職した割合がなんと88%にもなりました!!
6年前が32%だったことを考えると、すごく伸びました!
もうちょっとで100%!!
こういう活動の他にも、江口組ではTwitterやFacebook、Instagramを使って現場の様子や現場のカッコよさを発信しています。
若い子たちが建設業で働きたいってもっともっと思ってもらるように、これからもこんな活動は続けていきたいなと思います。
もし、高校生だけじゃなく、小学生中学生にも建設業のことを話してあげてっていう依頼があったら喜んでいきますよ~!!