今日も1日お疲れ様でした(^^) 江口組 4代目ことカレー王子の江口です
今江口組で小松天満宮の浮島の工事をやってます。
鋼管杭が撤去されてピンク色のコンクリートブロックに囲まれた小松天満宮が見えてきています。
対岸から見るととってもキレイに見えます。
昨日対岸から夕焼けに染まる小松天満宮を映しました!
写真はH28.11に国土交通省撮影の小松天満宮。
浮島の工事は日本国内でも珍しい工事で、もしかしたら初めての試みかもしれません。
「なんで浮島にするの?」
って聞かれる方がいます。
こういう河川の改修、道路工事等では、神社は移転し再建することが多いです。
そんな中、なぜ小松天満宮を浮島にするのかというと、小松の歴史と大きく関わっています。
小松天満宮は、加賀藩3代目当主前田利常公が1657年に造営されました。
造営の目的は、小松城、金沢城の鬼門の線上に正確に造営する事によって、怨霊から加賀藩を守ることだったといわれています。
小松天満宮は、小松城の表鬼門にあたる艮(うしとら=北東)の方向に、守山城、金沢城、小松城を1本の線で結ぶ直線上に立地しています。
当時は病気や地震、台風等の天災などは怨霊が引き起こすものと考えられ、最も嫌われたのが鬼門という方角でした。
小松天満宮はその鬼門鎮護のために造営された、加賀藩にとっては非常に重要な神社だったのです。
今年で360年目の小松天満宮
小松天満宮があることで、この小松の地、そして加賀藩がずっと護られてきたということです。
その歴史的にも、この地域にもとても重要な小松天満宮。
そんな点から議論が重ねられ、今の位置での保存が決まり、浮島にする計画が進められたのです。
そして、この浮島の工事も今年でいよいよ完成します!
長い間、江口組もそうですし、たくさんの建設会社の力により完成します!
これまでの小松天満宮の工事の歴史、経緯は国土交通省金沢河川国道事務所のホームページをご覧ください!
360年という歴史を感じることができる仕事。
そんな仕事に携わることができ、本当にありがたく光栄だなと思います。
早く、小松天満宮が浮島になる姿を見たいものです