おはようございます雨



今日は家の解体工事の現場からです。




築70年以上の木造の家を解体しています。

(はっきりと築年数はわかりませんが、中に戦時中の新聞が残っていたのでそれくらいかと・・)




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解体しないとわからない建物の内部。




構造や断熱、屋根裏、床下などが見えてくると今の家の造りとは全く違います!!




ひと言で言うと「簡単な造り」になってます。




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筋交い全くなく、梁は途中で切れている、基礎は束石、断熱材無し・・・




という家でした。




日本古来の木造住宅で何百年、そして千年以上としっかりと建っている建物が多くあります。




でも現状そうでない建物も沢山あります。




こういうところが問題となっている空き家問題にもつながっているのではないかと思います。




こういう家をリノベーションしようと思っても今の基準から行くと断熱、構造、耐震すべてを

今の基準に直す工事をしなければいけなく、下手すると壊して新築するくらい、もしくは

それ以上の費用がかかってしまう可能性もあります。




そうなるとなかなか手をかけることが難しいという現状があります。




でも思いがたくさん詰まった家を壊したくないという思いの方も多くいらっしゃると思うので、

なかなか壊して更地にするということも難しい。




そんないろんな思いがあるんじゃないかな~って思います。




そんなことを、解体作業のオペさんの上手いテクニックを見ながら考えてました。