中村文昭さんの言葉です。


東大に合格することが自体が、

そして、よい大学を出ればよい会社に就職できる、

ということ自体が目標であるのならば、

それはただの「入り口」にたどり着くための手段にすぎないのではないでしょうか。


今はみな、この入り口、門構えの前に胸を張って立つことばかりに重点を置き、

そこから中へ踏み込んでからのことはおろそかに、

おろそかならまだしも、ほとんど考えてはいないように見受けられます。


あたかもその入り口に立っていれば、すべてがバラ色に、都合よく、

あとはオートマティックに運んでもらえるもの、と勘違いをしてしているようにさえ感じられるのです。


しかし、本来の目的はそうではないはずです。


大学に入るのも、会社に入社することも、その中で自分らしさが発揮でき、達成感や満足感を得、幸せを感じながら生きていく、

それが本当に大切なことであり、

本来の目的なのではないでしょうか。


そのためには、親や周囲の思惑であるとか、

社会の風潮ではなく自分の中から生まれる「何のために」という考えを突き詰め、

大事にして生きていくことが大切です。