このお話には本当に気付かされました。



森の中で、必死で木を切り倒そうとしている人に出会ったとしよう。


「何をしているんです?」とあなたは聞く。


すると男は投げやりに答える。


「見ればわかるだろう。この木を切っているんだ」


「疲れているみたいですね。いつからやっているんですか?」あなたは大声で尋ねる。


「もう五時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」


「それなら、少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうです?そうすれば、もっとはかどりますよ」とあなたは助言する。


すると男ははき出すように言う。


「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」



アメリカ合衆国、第16代大統領エイブラハム・リンカーンは言いました。


「もし、8時間で木を切り倒せと言われたら、私は7時間を斧の刃を研ぐことにあてる」


刃を研ぐ時間もないほどに忙しいというのは本質が見えていない気がします。


刃を研ぐとは、自分を磨くということと一緒です。


自分が磨かれていないのに、お願いばかりしている人をよく見かけます。


自分のお店のウリがないのに、広告宣伝にお金をかけるのと一緒です。


逆に、自分が研ぎ澄まされていれば、お願いも有効になりますし、広告宣伝も絶大な効果を得ることができます。


その順番を間違えたら悲劇です。


まずは、自分を磨くこと、


磨いた上で、おもいっきり木を切りに行ったら良いです。