環境大臣賞:小学生部門
タイトル:【もったいないってなに?】
兵庫県 小学校6年生 盛 愛香
私は、「もったいない」という言葉の意味はよく分かりません。でも、この言葉を何気なく使っていました。
本当は、どのような意味があるのかを調べてみました。すると、「もったいない」とは、物の本来あるべき姿が無くなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している、日本の単語です。また、「もったいない」という言葉は、もともと不都合である、かたじけないなどの意味で使用されていたけど、現在では、それらから転じて、一般的に物の価値を十分に生かし切れておらず無駄になっている状態や、そのような状態にしてしまう行為を戒める意味で使われます。私はここまでくわしく言葉の意味を知りませんでした。軽く、「むだ」ってことかな?くらいでした。でも、改めて、きちんと調べてくわしく分かったのでよかったです。
実は、「もったいない」という言葉は、日本だけの言葉なのです。「無駄」とか「惜しい」とか、もったいないの一部の意味を翻訳する事は出来ても、「もったいない」に含まれる大きな意味を一語に変換する事は出来ないのだそうです。ある日、本屋さんで「MOTTAINAI」とローマ字で書いてある本がありました。これを見て、海外でも「もったいない」という言葉が使われているんだなと思いました。そこで調べてみると、アフリカの女性が世界中へ「もったいない」という言葉を広めたそうです。
そして、もったいないキャンペーンがスタートしました。そのもったいないという言葉には、「ゴミの削減」「再利用」「再資源化」「尊敬」という意味が込められてます。最初はなぜ尊敬なのか分からなかったけど、親によく「お米を一粒でも残したら、百人の人が悲しむよ」と言われてきました。そこには、「感謝」と「尊敬」の気持ちを持つように、自然と教えられてきました。知らず知らずのうちに、「尊敬」の気持ちは大切にしていました。そして、地球や環境のために取り組むことは、とても良いことだと思います。
でも、最近エコという言葉が街中にあふれすぎて、エコが少し難しくなって来ているように感じます。私はいちいちエコという言葉を口に出さなくても、精いっぱいエコをがんばっていけたらいいと思います。一人ひとり少しの努力で、地球のためになるならエコと口に出さなくても行動しようと思います。もしかしたら、「もったいない」と思う行動をしてしまう事があるかもしれませんが、そうした時は深く反省して、二度とくり返さないようにしたいです。