2015年入賞作品 テーマ:地球温暖化 | NPO法人地球こどもクラブ

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現在活動34年目のNPO法人です。

こどもと一緒に環境を考える活動を行っています。

2015年度作文部門


【内閣総理大臣賞】


【エコへのいしき】

愛知県 小学校4年生 早川 葉歌


 私は、社会でならった「節水」、「節電」という言葉を聞き、やってみたいと思いました。もともと私の家では、ダンボールやペットボトル、古着やいらない紙などさまざまな物をリサイクルするしせつ「エコハウス」にこまめに行くようにしています。


 しかし、私は日常生活の中で「つい」や「うっかり」が多かったと思います。例えば、「つい、豆電球をつけっぱなしにしてしまう。」「うっかり、はみがきをしながら、水を出しっぱなしにしてしまう。」「つい、シャワーの水を出しっぱなしにしてしまう。」などです。 


 リサイクルやゴミの分別は、家でも外出先でもいしきしている事はとても多いのに「つい」、「うっかり」して水や電気のむだづかいをしてしまい、節水や節電へのいしきをする事は、忘れがちです。水道や電気をけすのは、数秒でできるのに、なぜでしょうか。


 私の考える理由は、以下の通りです。


 ゴミは、地いきごとにルールが定められているため、分別をきょうせいされ、そのルールを守っているうちにだんだん分別するのがクセになっていきます。それに対して、節水や節電は、自己かんりなので、きょうせいされることがなく「つい」や「うっかり」をそのままにしてしまいがちだからだと思います。


 さらに、「つい」、「うっかり」して、節水や節電を自分が出来ていないという事にすら気付いていない事の方が多いのも理由の1つだと考えられます。


 水や電気のむだづかいをしてしまい、節水や節電があまり出来ていないことにもいしきをするには、どうしたらよいでしょう。それは、家族でルールを決めて、一人一人が出来ていない所をしてきし合い、節水や節電が出来ていないということを知るのが第一歩ではないでしょうか。自分たちが出来ていないということを知れば、次に気をつけることが出来ると思います。それを続けることにより節水や節電がクセになり、ゴミの分別と同じように自然とむいしきに出来るようになると思います。


 ゴミの分別は、結果が目に見えます。でも節水や節電は、取り組んでもせいかが目に見えにくいのです。だからこそ、一人一人がいしきを持つのは大切なのではないでしょうか。


 米のとぎじるで植物に水をあげたり、キャンドルを使ったりする事も大切ですが、みんなでエコへのいしきを高め「つい」や「うっかり」をなくす事が、地球を守る小さな第一歩だと思います。