幹部会議の目的は、大きく3つあります。
一つ目は、会社の課題を解決し、成長につなげること。
二つ目は、幹部を育成すること。
三つ目は、社長一人に依存しない組織をつくることです。
中小企業では、社長の存在感が大きくなりがちです。
これは、ある意味では当然です。社長は経営責任者であり、会社の株式を持ち、借入金の連帯保証人になっていることも少なくありません。
会社の将来、資金繰り、社員の雇用責任を最終的に背負っているのは社長です。その責任感や危機感を、幹部が同じ重さで理解することは簡単ではありません。
しかし、だからといって何でも社長が判断し、細かいことまで関わっていては、幹部は育ちません。
幹部は、社長から言われたことをこなすだけの存在になってしまいます。
そこで重要になるのが、幹部会議です。
幹部会議は、単なる報告の場ではありません。会社の課題を共有し、幹部自身が考え、意見を出し、行動を決める場です。
会議では、次のようなテーマを扱います。
・会社の理念や方針の確認
・売上、利益、資金繰りなどの数値共有
・部門ごとの課題と進捗報告
・目標達成に向けた具体策の検討
・幹部自身が次に取り組む行動の確認
・将来のビジョンや新事業についての意見交換
こうした場を定期的に設けることで、幹部は少しずつ経営に関わる意識を持つようになります。
社長が何度も説教するより、幹部に社長の仕事の一部を任せる方が、幹部は成長します。
もちろん、最終判断は社長が行います。
しかし、考える機会、発言する機会、責任を持って実行する機会を与えなければ、幹部はいつまでも育ちません。
幹部会議は、会社を成長させる場であり、幹部を育てる場でもあります。
そして、社長が目先の業務から少し離れ、会社の将来、新商品、新事業、組織づくりに集中するための仕組みでもあります。
中小企業コンサルタントは、この幹部会議を設計し、運営を支援することで、社長一人で動く会社から、幹部が考えて動く会社へ変えていくことができます。
