ミス・ワールド・ジャパン「日本の基礎講座」
去る8月1日、ミス・ワールド・ジャパン2019のファイナリストに対し「日本の基礎講座」をおこないました。
事務局の方の話によると、今まで日本についての基礎教養などを学ぶ講座を開催したことは無かったそうです。
今回はそのいきさつなどをお話しします。
ミスター・ワールド2016日本代表の佐藤マクファーレン優樹さんは、アジア人初のスポーツ部門世界6位に輝いた方です。プロバスケットボール選手でもある佐藤さんとは、3年ほど前に知り合いました。
キャリアバスケ部でも大変お世話になり、会食やイベント参加を通して親しくなり、ミス・ワールド・ジャパンの事務局の方をご紹介いただきました。キャリアコンサルティングの考えと、ミス・ワールドの考えは親和性があるそうです。
お会いした事務局の方のお話は大変興味深いものでした。ミス・ワールドは世界初のミス・コンテストであり、70年もの歴史があること。コンセプトは「目的のある美」。美を通してどのような国際貢献をするかを競います。世界三大ミス・コンテストの一つであるミス・ワールド・ジャパンの公式スポンサーにお誘いいただき、大変光栄に思い、仲間に入れていただきました。
事務局の方と打ち合わせる中で、私がファイナリスト30名に対し「日本の基礎講座」をおこなうという企画が上がりました。
皆様に「日本に誇りを持てた」「海外の方に日本の何を話せば良いのかがわかった」と言っていただけるような講座をする。エントリー者8000人から選ばれた30名は、ルックスだけでなく内面や知性も磨いているだろうと思うと、半端な気持ちでは成功しないと思いました。
一方で私には少なからず自信もありました。なぜかと言うと、皇室研究者の高森明勅先生の話から通算1000時間以上学んだ蓄積があったからです。高森先生の話を初めて拝聴したとき「私もいつか、皇室や日本の歴史のことを話せるようになりたい」と思いました。そして自分が話すこと、アウトプットを前提としたインプットを続けたことが、自信になっています。さらに、弊社のしがくプレミア塾の先生方の話は全て参考にさせていただきました。
日本代表に選ばれた方には、ぜひ海外の様々な場面で周りの方を盛り上げてほしいという想いから、全員にコミュニケーションマジックを伝授しました。この取り組みは大いに盛り上がりました。これも、マジックを15年ご指導いただいている師匠である、Mr・HEROのお陰です。
最後に、拙著『応援される人になりなさい』をプレゼントしました。前日に、全員のお名前を書かせていただきました。これは、ファンのためなら試合後に2時間でもサインをする、プロレスの絶対王者・小橋建太さんの教え。そして名前を丁寧に書くことを教えてくれた、書家・丸山靜香先生の教えのおかげです。
今回の講座に関わった要素を思い返していくと、今までの人生や学びの全てが準備だったとも言えます。
学びを得るとき「いつか誰かの役に立つ、何かの役に立つ」と思って、一つひとつ丁寧に学べば、いつか大きな仕事が来たときに自信を持って取り組めるのだと思います。
本を読み、ノートに向かうことだけが学びではありません。目の前で起こることをどのように捉えるかで、全てを学びにすることができると思います。