【巻頭コラム】しがく新聞4月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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GAFAって何?」

 

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン。アメリカの元気印の会社です。ここ数年の日本企業は、以前に比べて元気がないと言われ、世界時価総額ランキングトップ50にも、日本企業はわずか1社です。さて、このまま日本は沈んでいってしまうのでしょうか?

 

 

社に通うメンバーさんで、GAFA関連の仕事をしている方がいます。

GAFAが稼ぎ出す利益は数兆円で、研究開発費や設備投資にも巨額のお金を使います。

「日本企業が追い付くのは無理なのではないか」という意見がありました。


無理なのか、追い付くのか、追い抜くのかは、各人の意志で決まります。
GAFAに対して、ユーザー、仕事、国護り、の三つの視点で捉えてみましょう。


①ユーザーとして。GAFAが提供するサービスは魅力的です。アイフォンを使って情報をグーグルで検索、アマゾンで買った物をフェイスブックでシェア。インスタグラムなど便利なアプリもあり、日々進化しています。使い方によっては生活が豊かで便利になっていきます。


②仕事として。アイフォンやアイパッドで仕事をする人、グーグルやフェイスブックによる情報収集・発信、アマゾンを用いて仕入れ・備品購入など、多くの企業人が利用しています。またGAFAに関わる電子部品、広告、流通など、恩恵を受ける業界は様々あり、商売の規模も大きいので好き嫌いを言っていられないのが現実です。


③国護りとして。前述のように、自分で使って便利で、仕事上でもお世話になっている。ただ、日本企業と差がつきすぎているからもう無理だ、というのは情けない話です。それとこれとは話が別です。



史を振り返ってみましょう。
戦国時代。

刀と弓で戦っていた日本人にとって鉄砲は脅威でしたが、逆に織田信長は世界中から買いまくり、作りまくり、所有世界一になりました。
江戸時代後期。佐賀藩や薩摩藩は自分たちで大砲を作りました。

黒船を見た日本人は、腰を抜かすどころか「どうやったら作れるか」とスケッチして構造について話し合いました。

明治時代にイギリスから軍艦を購入してまた研究、昭和になると自分たちで世界最大の軍艦「大和」を作りました。


高層建造物にもビビりません。フランスのエッフェル塔を見て学び、東京タワーを作りました。日本中を米国車が走っていた昭和。トヨタ自動車は米国に負けない日本車を作り、世界中を日本車で埋め尽くしました。1980年代。坂村健氏は、パソコンのOS「トロン」を開発。しかし独占せず、人類の宝として特許を公開し、世界に衝撃を与えました。


現在、確かに日本企業の存在感は全盛期ほどではないかもしれません。だからと言ってニヒリズムに浸っている場合ではありません。我々の先輩は決して諦めませんでした。常に挑戦し続け、ピンチをチャンスに変えて逆境を突破してきたのです。


ユーザーとしては、GAFAを使って生活を豊かに。仕事としては、GAFA関連でも一所懸命、生活のために働きましょう。


ただ、全て屈するのではなく、先輩を見習い闘ってほしいと思います。1社で無理なら2、3社で、それでも無理ならチームや国の力も借りて。国護りのためには、経済で負けてはいけません。私は、こうした三つの視点でとらえています。


ちなみに本コラムはアイパッドで執筆しました。アップルさんありがとう(笑)。