3月3日(日)、
第170回しがくセミナーを開催しました
講師は…
拓殖大学 国際日本文化研究所 教授
ペマ・ギャルポ 先生です
テーマは
『中国のチベット侵略と領土拡張主義』
◆今の日本は中国に侵略されたチベットと状況が似ている
チベットが中国に侵略された最大の原因は、国防をおろそかにしたことだった。
いくら平和を願っても侵略を防ぐことができず、国防を忌避する姿勢が逆に侵略を招く。
命からがらインドに逃れた私には「平和憲法」をかざして国防を忌避する人たちの言葉は、他民族に支配されるという現実を知らない人の戯言にしか聞こえない。
日本人には絶対に同じ悲劇を繰り返してほしくないと思う
◆日本の本来あるべき姿
日本は本来、国際社会において、正しい立場で、平和の実現と、それぞれの地域の伝統に沿った形での秩序ある民主化、そして各民族の自決権の確立に向けて、貢献できるだけの国力を持つ国である。
それは過去の日本の歴史が証明しており、未来の日本も再びこの役割を果たすことができる。
同時に、衣食住や医療における恩恵を十分に受けるような社会の実現にもつながっていく。
高度な倫理観を持った日本社会の確立と、伝統に根差した日本国の復興。
チベットに生まれ、今は日本の国籍を持つ私にとって、そのことを心から祈っています
今回、3回目となるしがくセミナーでのご講演
壇上を所狭しと動きながらの講演されるお姿には、とても引き込まれました
ペマ先生、ありがとうございました