【巻頭コラム】しがく新聞10月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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の大切さと個性」

 

先月号のコラム「何て言えば、正解ですか?」が面白かったと各方面から反響がありました。とある先生とその話をしていたところ、「とは言え、型も大切ですね」という話題になりました。今回はその「型」に関して考えてみましょう。

 

 

がく式では、リーダーシップの基礎を磨くために、話の聞き方や話し方、立ち居振る舞いなど、型のレッスンも用意しています。認定試験では「型」を大切にして審査をしております。「型破り」という言葉は人の興味を引きます。結果的に「型破り」に見えて注目される場合がありますが、古くから「守破離」という順序が大切にされてきたように、多くの場合は型を踏まえた上で「破って」いるのです。


 実社会で活躍する上では、まずは常識やマナーが大切になってきます。わかりやすいのがアピアランス。最近はドレスコードにこだわらない風潮もあるようですが、オフィシャルの服装を知らずに、型を破っている方も大勢います。例えば男性の場合、パーティーや格式の高い会合では、ダークスーツに黒の紐革靴、Yシャツは白の長袖シャツで、襟はボタンダウン無し。袖がジャケットから数センチ出るのが常識です。もちろんネクタイも着用です。そして「足元を見られる」という言葉があるとおり、できる人ほど常に靴が綺麗な状態を保ちます。よく磨き、手入れをしておくことが大事です。職業によってはペンや、腕時計によっても好感度が変わります。以前、一級建築士と図面を見ながら打ち合わせしているときに綺麗な高級ペンを使い、腕には一流ブランドの時計を着けていて、とてもスマートな印象を受けました。逆に、仕事柄の割には奇抜な服装、メガネ、時計などで怪しく見えてしまっている方もおり、見ていて勿体無いなと感じることもあります。

の聞き方では、相手の立場に立って、心を感じながら聞く「傾聴」を教育します。話の内容が理解できたのなら頷く、重要ならメモをとる。自分の状態が相手に伝わるようにと指導します。自分が何を話そうかと考えていると傾聴はできません。話し方では、一部の優秀な方を除けば、最初はみんな不慣れです。声が小さくて、表情が硬く、覇気がない。先輩たちも同じ経験をしていますから、先輩から指導を受け、場数を踏んでいけば、元気に話せるようになります。
 立ち居振る舞いに関しても、特別なことを教えているわけではなく、立ち方、座り方、礼の仕方など、常識的なことをしっかりと指導しています。スッと立つ。立腰で座る。礼はしっかりと止める。いまの世の中、服装と立ち居振る舞いがキチッとしているだけでも、周りから褒められます。逆に、初めての方がビックリするのが、会社説明会、しがくセミナーという毎月約800人が集合するイベント。同じ型を習った800人が反応をするので揃いすぎることです(笑)。型を身につけるには長い時間が必要になるので、最初は型通りに訓練していくことを大切にしています。


 「型」というと個性がなくなるという声を聞くこともあります。しかし、若者教育を長年してきて見えてきたのは、型を押し付けて無くなってしまうものは個性ではなく、型を押し付けられ強制されても、抜きん出てくるもの、光り輝くものが個性となっていくということです。リーダーシップの基礎教育として型を大切にし、個性のある若者を輩出していきます。