【巻頭コラム】しがく新聞8月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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AI時代の到来とリーダーシップ」

 

先日、近所を散歩していたらベンチに座る老人が若者に「これからはIT系だ。そっちで働きなよ。間違いない」などとアドバイスをしていました。ロボットやAI(人工知能)がどこまで普及するのだろうか。今回はリーダー育成の観点から将来を考えてみます。

 

 

供の頃、ウソ発見機というものが世の中にあると知りました。各家庭に普及し、親に内緒にしていることがバレてしまったらと考えると、「本当に当たるのかなぁ」と少し怯えていました。


 昨今は、車に搭載されているドライブレコーダーを筆頭に、防犯カメラがかなり売れています。タクシーではドライブレコーダーの設置以来、マナーの悪い乗客や犯罪がかなり減ったようです。そんな防犯カメラが、AIによるディープラーニング技術によって、要注意人物やテロリストを捉えた場合、帽子やマスク、サングラスをしていても人物を特定できるそうです。また、人の発する体温や動き、顔の表情から、危険人物予備軍となるような人も感知できるところまできています。


 カメラといえば、急激に普及しているのがスポーツ界のビデオ判定です。FIFAワールドカップロシア大会でのビデオ・アシスタント・レフェリーでも話題になりました。2000年以降に大リーグ(MLB)や米プロバスケットボール(NBA)、日本でもプロ野球やバレーボール、ボクシングなどビデオ判定が導入されています。
 意外にもビデオ判定を真っ先に導入したのが大相撲でした。1969年5月場所、大鵬の46連勝がかかった大一番で物議を醸したのがきっかけとなりました。

MLBでは「データ革命」が起こっています。カメラ技術にプラスして、動きを追尾する軍事用レーダーが合わさって生まれたデータ収集システム「スタットキャスト」が全球場に導入され、瞬時に80項目もの数値が記録されます。
 打者の打ったボールの回転数や角度、初速のデータはもちろんのこと、革命的なのが守備における初動や移動スピード、到達ルートまで計測されます。守備の数値化は初めてのことだそうです。また数値化によって「フライボール革命」が誕生しました。打球の傾向がデータ化されると「フライよりもゴロでヒットになる確率が高くなる」というこれまでの常識が覆り、フライの方がヒットの確率が高くなるとわかったのです。日本の選手の中にもこの考えを取り入れている人もいます。


 スポーツ界だけではなく、先進国で暮らしている人の身の回りでは、様々なものがデータ化されています。ネットでの履歴、GPSの位置情報、ポイントカードなどの買い物履歴など、運営会社は常時把握することができます。SNSやインスタなどから人脈まで把握できます。


 今後は、更にデータ化が進み、何歳の時の成績だとか、クラブ活動の成績、大学での勉強履歴など、ありとあらゆる事がデータ化されるのではないでしょうか。今までの教育システムもかなり変わる気がします。
 少子化の時代。民間企業も官公庁も、有望な価値のある人材探しに本気で乗り出します。「豊富な知識、高度な技術かつ高い人間力を持っている」人材は、いつの時代も引く手数多です。そのベースの上に必要となってくるのが、まさにリーダーシップ能力です。なんでも数値化されると窮屈な感じがしますが、真の実力あるものが正当に評価をされる世の中になっていく点においては良いと思います。