2014年12月24日にアサヒビール株式会社・名誉顧問の中條高德先生がお亡くなりになりました。
中條先生には室舘の著書『夢を見て夢を叶えて夢になる』を推薦頂きました。
まだまだ立ち上げ当初で小さかったキャリアコンサルティングの講演会でも、快くお話くださいました。
毎年開催するしがく決起会でもビールの歌を歌いながら、会場の若者に熱いメッセージをくださいました。
2014年9月に開催したしがく決起会での、来賓代表挨拶は以下の内容でした。
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第七回目の開催おめでとうございます。
八十七歳ともなるといつお迎えがくるかもわかりません。この日を恋人を待つように心待ちにしていた心中をお察しください。普段は座って話させて頂くのですが、今日はどうしても立たねばなるまいと思い壇上に立ちました。先日家族を連れて、信州にお墓の相談に行きました。私のお戒名が墓に刻まれる手配でしたが、それでは面白くない。今日の仲間達が「信州まで行きたいな」と慕ってくれたなら、それを受け入れるようなものにしたい。そこで「志」とすることに決めてきました。志を持たなければ、人生は舵の無い船と一緒です。吉田松陰の言葉に「かくすればかくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」とあります。信念に準じて行動すれば命を落とすことを分かっていながらも動かざるを得なかった。そして二十九歳でこの世を去りました。こうした歴史の人物を受け止め、彷徨っている日本において、諸君が国を背負う気持ち「志」を持って進んでほしいと思います。
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心よりご冥福をお祈りします。