こんにちは。室長です。
しがく新聞9月号の編集後記で登場した
浜田さんよりお手紙を頂きました。
しがく新聞のお褒めの言葉などを
A4 2枚も書いてくださっております。
最後のほうに書いてあったいい話をちょっと抜粋。
今から申し上げる話は、この「渡部昇一先生」が昔、
書かれていた本に出てきた事であります。
「私は若い頃”松下幸之助さん”の自伝を書いたことがあります。
御本人にインタビューし、子供のときからのエピソードを色々
聞いていくのですが、『私は運が良かった』を何度も、
何度も、それも、心底 云われるのです。
『何故そう思うのか?』と質問すると、
『艀から海に落ちたのを助けられた』・・・
ちょっと考えて見て下さい。大勢の大人が
見ているところで落ちたのですから
助けて貰えるのが当り前なんですが・・・
そんな事を心底『運が良かった』と云うのが不思議で
今も強く印象に残っている」と書かれていました。
松下翁は社員採用でも、最終の面接試験にやってきては
受験者に「君は運がええ、と思うか?」と聞いて
「はい、私は本当に運が良いと思います」と自信を持って
答えたものは採用したそうです。
何故、ご自分も”運がいい”と思い、また他人も
”運がいい”と思う人を人物鑑定の尺度に
するのか、僕はずぅ~っと疑問に思っていたのです。
最近「田舞徳太郎氏」の本を読んでいたら
突然答えが出ていました。
”運がええ”と思う人は”感謝の心”がある人
でした。
簡単な答えですが、深い答えと思いませんか。
魂の奥にジーンと響きました。
グッと来るお話でした。
浜田さん、これからもよろしくお願いします。