音の位置を覚えるための第一歩として、鍵盤上の黒鍵2つと3つの違いを認識してもらいますね。これまで、私はこの段階でまず鍵盤パズル(私の手作りで、1オクターブと3オクターブの2種類があります)をしてから、実際の鍵盤に移行していきます。

 

1オクターブ分の鍵盤パズル。(基礎)

 

3オクターブ分の鍵盤パズル(発展)。

 

これらの鍵盤パズルができるようになってから、本物の鍵盤へ。

その時はたいてい「チョキ」を生徒に作ってもらい、そのチョキがぴったり当てはまる黒鍵を探そう!というアプローチをしていました。チョキをはめる、チョキでは余っちゃう場所もある、という感じで今までみんなその後もスムーズに「ド」を探し、少しずつピアノが弾けるようになってきたので、敢えて他の方法は使わずに来ました。

知的にも自閉的にも最重度の娘には、一切そんなアプローチをしたことがないのですが(苦笑)、なぜかJは鍵盤の位置を把握しています。ただし、私が厳しく教え過ぎたのかピアノは弾かないの!と拒否されることが多く、最近は歌ばかりになってしまいました(;´・ω・)。

…まあでも、障碍のあるなしじゃないし、重い軽いじゃないのですよね。これは。娘はたまたまなんとなく身に付いたらしいですが、子供によっては感覚では把握しにくい場合もあります。

 

最近「チョキ」だけでは黒鍵2つを探せない生徒が出てきましたので、さてどうしようかなと考えていたところに、友達の井上史枝先生が「かにさん」を折り紙で即興で折って、それで黒鍵3つを隠して上手く黒鍵2つをチョキで見つけられた子がいたよ!と教えてもらいました。…なんとタイムリー。黒鍵3つがあると混乱する子にはまず隠す。2つを見つけやすくしたのですね。素晴らしいアイデア♪

私はそのアイデアをお借りし、折り紙は折れなかったのでイラストをダウンロードしてプリントアウト&ラミネート。裏にフエルトを貼って、鍵盤に優しい仕様にしました。

 

 

かにさんの本体で黒鍵3つを隠し、生徒にチョキを作ってもらいます。かにさんのチョキが伸びているあたりに指を置くと、黒鍵2つの上に到着。

チョキチョキと言いながら、黒鍵2つを弾いてもらいます。(ちなみにこれは私の手です)

 

片方ができたら、もう片方のはさみでもチョキチョキ。

上手にできたねと褒めます♡

 

そして、かにさんは横歩きで鍵盤上をおさんぽ。

今度は1オクターブ離れたところで、同じようにできるかな?と働きかけて、チョキチョキを促します。

もし、かにさんとお揃いにチョキの爪2つに赤丸シールを付けたほうがやりやすそうな子は貼ってあげるとより理解しやすいです。こんなふうに。

(↑このかにさんは、一番最初に作った胴体だけのもの。かにさんのはさみを、生徒に作ってもらう設定にしたのですが、どうもこれよりも全部足もはさみも付いているイラストの方がわかりやすいようでした。)

 

私の場合はミニピアノで最初アプローチする子もいるので、本物のピアノで使う大きなかにさんだけでなく、ミニピアノで使う用の小さなかにさんも作っておきました。

かにさん、仲良し親子です。初歩の生徒さんや幼児・発達障碍児のレッスンで活躍しています。

 

 

 

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