支点はどこか

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生徒さんに指導する上で重要なポイントは

数えきれないほどあります。

その中でも一番大事にしたいのは、

肩や腕、肘、手首に余計な力を入れずに

弾くこと。

余計な力がかかった状態で練習しても、

良い音は生まれませんから、ね。

練習した”気分”にはなっても、本当の意味

での良い練習になっていないものです。

難しいですよね。

生徒さんだけではなく、指導者にとっても

効率よく練習するのは毎日の課題です。

気になることがあるだけでも、身体は緊張して

力が入ってしまいますから。

(明日、雨降るよね。洗濯ものどうしようかな?)

・・・とか(笑)。

小さなことでも気になることがあると、上手く

力を抜けなかったり。そんなふうにどこかしら

緊張していると、音も硬くなります。

 

チョ・ソンジン(ショパンコンクール優勝者)は、

「どんな時も、楽に演奏できるように

常に余分な力を抜いて弾けるよう、

その点を重視して練習している」

と言っていました。

想像を絶する緊張から避けられない場合でも

それを想定しながら、力を抜く~身体を楽に~

と言い聞かせて普段から鍵盤に向かっている

のだ、と。

だからあんなに柔軟な演奏ができるのかなと

感じています。

 

世界的ピアニストと私たちを比べるのはアレ

ですが、その姿勢を学ぶことはできます。

良い音を紡ぐための身体の準備。

鍵盤に向かうとき、どんな身体の状態でいる

のがベストなのか。それを考える。実行する。

そしてその上で、指先をどうコントロールするか。

さらに、一口に指先と言っても一体どこを支点に

指を動かすのが正しいのか・・・。

試行錯誤し、失敗も成功も重ね、経験を積んでいく。

 

指導する立場の私たちは身体でわかって

いるので、説明しようとしてもなかなか難しい

ものです。

しかも、説明できてもそれを生徒さんが本当に

理解できるかといえばすぐにはそうはならない

ことも多いです。

習う側の立場になって、どうしたら効率よく体得

してもらえるかを考え続けることは、私たちの

永遠の課題なのかなと思います。

 

私の親友の中嶋恵美子先生。

昨年、

「やっちゃん、こういうのできる?

作って~~♡」

と依頼され、試作を重ねてできたのが

こちら。

 

 

ピアノを演奏するときにはいつでも、
身体がほどよくリラックスしている状態で
いたいもの。

これはそういう状態を体感するための教具です。

無駄な力を抜いた状態で、どう指を動かすか。

そこをじっくり観察&研究するものです。

 

アップ腕を載せる台(プラスチック製・フエルトでカバー)。

腕を載せるだけで、余分な力が入らない状態を保つことができます。そして手首から先も、上がりすぎたり下がりすぎたりしないポジションを確認することが可能です。

 

アップ白いおまんじゅう。

・・・じゃなかった、これは手を乗せる台です。

このおまんじゅうは、幼児や手の小さい人用。

固定していないので動きます。

さまざまな年齢の生徒さんの身体の大きさに対応させるためです。

また、指先に集中させるために特化したものなので、発達障碍児にもこの教具は効果があります。余計な情報を入れずに必要な要素を取り込むことができるんですね。

 

アップ腕を載せる台と土台の木材の間は約3㎝。

表からも裏からも見えなくしていますが、ねじを5本入れて固定しています。滑り止めにはコルク材を張りました。

さて台と土台の木材の間の約3㎝。この高さと、おまんじゅうの大きさはリンクしていて、全て中嶋先生のリクエストに沿って作りました。腕や手首の位置が最適になるように採寸しています。

この画像は、私用にこの度作ったもの。

中嶋先生に製作した時、私も自分用が欲しいなと思っていたので今回製作しました。

 

 

本当は中嶋先生の指導に使った際の動画

などもご紹介したいのですが、公開されて

いないので、そのうち私が生徒さんに実践

したら動画をアップしますね。

 

余分な力を抜くのも重要ですが、指先のどこを

支点にして動かすのかを意識するのも大事。

このおまんじゅうに手を乗せて、指の付け根

から1本ずつ指を動かす練習をします。

そう。

指の付け根を支点にして動かせるように。

そこを意識して動かすことができると、

自然と良い音が出てくるのです。

 

良い一音は、良い動きから生まれます。

音は心からしみ出すように生み出したい

ものですが、やはり根底にあるのは技術。

技術を丁寧に磨いていくことが大切ですね。

 

付け根から~と意識的に指を動かす練習の

ためのこの教具。

しかもその際、指は1本ずつ独立して動かせ

ないといけません。

つられて他の指も上がったりしないようにする

のも大切なポイントです。

 

 

アップおまんじゅう、実は赤(画像奥)も作りました。

しかしちょっと高さが微妙に出てしまったので、取りあえず却下。指導で使えるかどうか。(ただし、手の大きな人には使えるかもです。何か役に立ちそうなときが来たら試してみます)

 

…端的に説明して、レッスンに来た生徒さんが

驚かないように伏線にするための記事のつもり

が…、ついつい結局アツく語ってしまいました。

アラ私こんなに語ることがあったのね~(;^ω^)。

 

夜更けの一人時間に、こんな作業をしている

ことも多いワタシです。

作るときは無心で作っているので意識して

いませんが、結構アタマの中をフル回転

させながら作っているようです。

この記事を書いていて、はたと気が付きました。

(笑)

 

…!!

もう一つ、今気が付きました。

この教具、名前がまだない!

 

 

 

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