私は子供の頃、バイエル教本のお世話にならずに育って
来ました。
〇マハのグループレッスンに4歳から通い始め、7歳(小1)の
時に個人のピアノの先生につきました。
指は全然できていませんでしたが、それなりに曲は弾いていた
ので、私の先生は私にハノン教本とチェルニー、ブルグミュラー
25を課題に出してくださいました。

バイエル教本を現在レッスンで取り入れていらっしゃる先生は、
昔に比べて少ないようですね。
そして、バイエルを使うことに関してのご意見もさまざまである
ことも存じています。
私は生徒さんへの課題(基礎作り)にバイエルを使うことが
多いです。もちろん他の教材も使いますが。
ケースバイケースで教材を使い分けています。

さて、先日のレッスンより。
そのバイエルを使って練習に励んでいる生徒さん。
いよいよ教本も大詰めになり、ただいま取り組んでいるのは
原書番号101番。
譜読みの能力も、テクニックもかなり問われる曲です。

16分音符の連続が出てくる時、良くリズム練習を数種類宿題に
出します。
転びやすいですよね。粒をそろえて綺麗に弾くのが難しい。
この生徒さんには「タッカ」と「タータタタ」のリズム練習を。
16分音符4つのかたまりに「タッカタッカ」、「タータタタ」のリズムを
当てはめて弾いて来てねと。

しかしこの曲中の8小節目の左手に、16分休符が出てくる箇所。
リズム練習はただでさえ負荷がかかるのに、休符も含めてとなる
とかなりハードルが上がります。
リズムを取りにくいこの箇所をスムーズに弾くにはどうしたらよいか。
生徒さんにうまく伝える方法を日々模索していますが、この時は
咄嗟にこんな言葉が口から出ました。



「タッカタッカのリズムの、最初の”タッ”が休符になってるよね。
ここはね、”ンッ”カタッカって酔っぱらいみたいに弾くんだよ。」


「(*´艸`*)…よっぱらい~?」

「そうそう、こんな風にね。」

(私、”ンッ”で酔っぱらってるオヤジのフリをする。
生徒さん、ニヤケが止まらない。)

「どう?」

「わかった!こう?」

(お見事、一発で”ンッカタッカ”のリズムが取れました♡)

表現方法によって、生徒さんの心にすっと入る瞬間があります。
小さいことですが、とても大切なことですね。
伝える、伝わるって素晴らしい。
生徒さんの”わかった!”顔を見るのが、この上なく幸せに感じる
先生です。



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