私の教室に、お孫さんと一緒にピアノのレッスンに通っていらっしゃる
おばあちゃまがいらっしゃいます。
一緒と言っても、曜日も時間帯も違います。
おばあちゃまは、月曜日の午後一に。
お孫さんは、火曜日と金曜日の夕方に。
お孫さんは、年長さんのKちゃん。もうすぐ卒園です。
即興演奏大好き、気分がノリノリだとたくさんピアノ弾いちゃうよ~
のKちゃんです。逆に気が向かないと、おんがくかるたなどで
私とのやり取りを楽しむ、明るくておちゃめな子です。
昨日は、私が用意したKちゃんスペシャルの楽譜、
「うれしいひなまつり」を楽しそうに、一生懸命弾いていました。
おばあちゃまと言っても、私と1歳しか違わないのでなんだか
そう呼ぶのも変な感じがするのですが(^-^;。
Kちゃんが先にピアノを習っていて(約一年前)、その半年後くらいに
おばあちゃまがレッスンを始められました。
全くの初心者ですが、「やってみたい」とおっしゃられて。
私はとても嬉しいです。毎回のレッスンが楽しみなんです。
昨日はお孫さんのレッスンでしたが、いつも付き添いはおばあちゃま。
前日に預かったおばあちゃまのドリルの宿題を、丸付けしてお返し
しました。毎週、たくさんの宿題を積極的にしてきてくださいます。
一週間で8ページ。多い時には10ページ以上頑張って来られます。
すでに、このドリルで何冊目でしょう?
7冊くらいは行っているような気がします。
ピアノの課題も、毎日少しずつコツコツと練習されています。
この方の良いところは、肩の力を抜いて上手く息抜きもしながら
ピアノと楽しく向き合っているところです。
ピアノの本も、すでに3冊目。毎週1曲は仕上げていらっしゃいます。
「先生、実際に習ってみると…ピアノって難しいですね~。
だから、Kにも”やりなさい”なんて言えなくて。」
「音符を書くのも、難しいじゃないですか。
書くって時間がかかるんですね~。」
そうおっしゃいます。
音符や休符の長さや名前、音を読む作業、リズムを把握する作業。
「子供って、すごいなあと思うんです。
だって、毎週先生の前で何曲も弾いて合格するんですものね。」
「発表会でも、弾いちゃうんですものね。」
…練習をしながら、レッスンに通いながら、本当にそう思うと。
お孫さんと同じ、生徒の立場に立っているからこそ、感じられる
その苦労。
頭ごなしに”やりなさい”とは、言えなくて
「K、そうだよね~。わかるよ。」
と、Kちゃんの苦労や、ほかの生徒さんの苦労をねぎらっています。
同じ立場に立っているからこそ、気持ちがわかる。
その気持ちの、なんと尊いことか。
一緒に学べる喜びを感じながら、おばあちゃまは毎日家事の合間に
練習しては壁にぶつかり、褒めるときは自分で自分を褒め、
上手くいかなくても、また次の日にピアノに向かう。
そのご努力も素晴らしいと思うのです。
Kちゃんとおばあちゃま。
仲がいいのか悪いのか…(笑)、毎回Kちゃんのレッスンでは
劇的なドラマ(!)がありますが、私とのレッスンを楽しみにして
くれているのです。Kちゃんは、週2でレッスンに来ています♪
Kちゃん曰く、
「あらきせんせいのレッスンが、しゅう5!
ようちえんは しゅう2でいい!」
…前代未聞の名言を残しているKちゃんですが、これは講師も
驚きました。嬉しいの極みです。
二人のレッスンは対照的に進んでおりますが、いつまでも仲良く
通い続けてくれたらいいなと思います。
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