昨日はお休みの生徒さんが多かったです。
♪待ちぼうけ~待ちぼうけ~♪と歌いながら、
冷たい雨の降る外の風景を見ていました。
ついその一時間前には楽譜を買いに楽器屋に行っていました。
見てるだけでも寒い昨日今日の風景の中に身を置くと、
震えあがってしまうほどの寒さ。
生徒さん用の楽譜を買い込み、ふなっしーの出席シールを
ゲットしてテンションを上げつつ、帰って来てレッスンの支度。
家の中をあったかくして待ってました。
月曜日が今月は2日も休日になるため、いつもの水曜日レッスンに
月曜日組を数人振替で入れました…が、お忘れでお休み。
(メールで確認したところ…お忘れだったと…。)
水曜日組さんは全員いらっしゃいました。
そうして最後にレッスンに来た、中3のSちゃん。
ただいま合唱祭の伴奏者として一曲猛練習中。
やはり任された責任感からか、いつもの課題よりも気合い十分。
そして練習も頑張っています。
しかし今日までにやってきてねと言った箇所を練習しておらず…。
Sちゃんは、私からプチ雷を落とされました。
この曲は最後の一ページだけ転調して、変ニ長調になります。
もともとはハ長調。それが半音上がって変ニ長調で盛り上がって
終わるのです。
フラット5つは、さすがに普段の課題よりも難易度が高く、
Sちゃんにとってはとっても弾きにくそうだったので、
前回のレッスンの最後に、フラットの音に○をつけてもらいました。
そしてそれが正しいか私が確認し、GOサインを出しました。
私が目の前で弾いて、お手本を録音して家でも練習しやすい
ようにして…。
基本は原調の形と同じだから、片手ずつゆっくりさらってから
両手で弾いて来てねと言ってレッスンを終わったのでした。
普段忙しいSちゃん。それは良く分かっています。
けれども、ね。前回「やってきます!」と気合十分だったのに、
もうだいぶ慣れた前半ばっかりに力を入れて、後半がイマイチ
だったよっ。ホラ、今(昨日のレッスン中に私と最後の一ページを
練習しました)5分もかからずに片手できたじゃない?
だから、家でもできるよ。
「だって先生、みんなの歌とこないだ合わせるのが大変だった
んですよ~。だから最後の一ページは練習できなかったんですゥ」
「だからじゃなくってさ、片手だけでもやろうと思えばできたでしょ?
苦手だからって避けてたでしょう?」
「でもっ、先生~。ほかのところを頑張ったんです~」
「それはよーくわかっているよ~。上手になったよね。」
「じゃ、それで先生も納得と言うことで♡」
(・・・ヲイ・・・)
…Sちゃんはお口が達者なので、このようなやり取りもニヤニヤ
しながら~です。
いや、気持ちはわかるよ。
でもね、それは言い訳だっ。(笑)
避けて通れるなら、見ないで済むなら、イヤな個所はそのまま
放置したい…放置している自分の気持ちにも気づかないふりを
したいよね。
とにかく黒鍵がいっぱいのこの最後のページは、
Sちゃんにとって”イヤな部分”。
だけど、いやだからこそ前回先生と先回りして、家でもここの
部分に取り組めるように一緒に練習したんじゃないさ~。
叱咤激励するのも講師の役目。
中学生でピアノを弾き続ける大変さも、Sちゃんの忙しさも
良くわかっています。
だからこそ、固くなり過ぎないようなレッスンを心掛けています。
Sちゃんのようなタイプの生徒さんには、たとえばこのような感じで。
とにかくレッスン内でできうることを全てやってから、終わります。
みんな必ずしも演奏のプロ、指導のプロになるわけではないから。
特に感情が揺れ動く中学時代の生徒さんには、慎重にレッスン
しているつもりです。
その子の個性を良く観察し、練習環境を把握して、私に
できることを考えながら指導しています。
ぽちっ! ブログランキングに参加しています♪ 応援してね
↓ 個性豊かな先生方に出逢えます
にほんブログ村
お問い合わせは、HPからどうぞ